さくらインターネットで「プレミアムプラン」へ移行

当サイトの記事には広告が含まれます
server

今まで、さくらインターネットのレンタルサーバーで提供されているプランのうち、「スタンダードプラン」に加入していました。

スタンダードプランはハードディスクの容量が1GBまで使用することができるコースです。約1年前に加入して、最初は容量はかなり余裕があったので、これだけあれば十分だと思っていたのですが、最近になって容量が足らなくなってきてしまいました。やはり、ブログを運営するだけでも、写真などのコンテンツが増えてくるとハードディスク容量を圧迫してしまいます。

スポンサーリンク

ハードディスクに不足の兆し

毎日、ブログの更新をずっと続けてきたこと、およびモブログを使用して写真の投稿もかなり行ったことが容量不足になってきた原因だと思います。MAX1GBのうち既に800MB程度まで使用しています。

この1GBの容量の中には電子メールで使用する領域やApacheのアクセスログが書き込まれている領域も込みになっているので、本当に余裕がありません。そこで、容量を増やすための方法について検討を始めました。

さくらインターネットのスタンダードコースについては、容量が足らなくなってきたことをのぞいては非常に満足しています。夜になっても速度が大きく低下するようなこともありませんし、サブドメインが3つ割り当てることができたり、独自ドメインを取得したあとに割り当てる方法も判りやすかったり、電子メールにいくつものアドレスをつけることができたり、ウイルスチェックをすることもできたりします。

また、サーバーが落ちてしまってアクセスできなくなるような障害で困ったこともとくにありませんでした。非常に安定したサービスを提供してくれていると思います。従って、さくらインターネットのサービスを使用することは確定です。

プランの選択

問題は、さくらインターネットで提供されているサービスのうち、どのサービスを使用するかです。さくらインターネットには3つのプランがあります。「ライト」、スタンダード」、「プレミアム」の3種類です。一回申し込んだサービスをアップグレードすることはできません。別のプランを申し込んでそちらにコンテンツなどを移転したあとに元のプランを廃止するという手順になります。そこで、今回は対応方法として2つの方法が考えられました。

★案1 現在のスタンダードプランに加えてもう一つのスタンダードプランに加入する
年額1万円で済むのでリーズナブルではありますが、おのおのの契約ごとに1GBの容量制限が付いてしまうのはやはり使いにくいです。
★案2 プレミアムプランに加入する
しばらくは現在のスタンダードプランと重複して加入することになるため、年額2万円かかってしまうところが大きな問題ですが、プレミアムプランでは3GBまでを自由に使うことができます。

プレミアムプランへ加入

今回はプレミアムプランに加入して、現在のスタンダードプランから徐々にコンテンツを移していって、最終的にはプレミアムプラン一本へ絞っていくことにしました。また、プレミアムプランとスタンダードプランは一見はディスク容量程度しかサービス内容に差がないようですが、実は転送料やサーバーにかけられる負荷といった面でプレミアムプランの方が寛容なようです。現在、アクセス件数が徐々に増えてきているので、何かとプレミアムプランの方が安心なのではないかと思いました。

ブログを移転

さくらインターネットでスタンダードプランからプレミアムプランへ移転をするのにあたっては、まずはブログを移転の対象としました。ブログは毎日のように更新を繰り返していて、容量に与える影響が一番大きいだろうと考えたためです。ブログのツールとしてはMovableTypeを使用しているのです、引っ越しは下記の手順で実施しました。

  1. スタンダードプラン(以下Sと略す)で使用しているMySQLのデータベースサーバーに入っているデータをバックアップするため、mt-db-convertというツールを使用してSQLiteのデータベースにデータ内容を吸い上げる。
  2. SQLite用のデータベースデータをFTPでパソコンへいったん持ってきて、そのままプレミアムプラン(以下Pと略す)の領域にFTPでアップロードする。
  3. mt-db-conbertを使って、Pの領域に置いたSQLiteのデータベースの中身をMySQL用のデータベースサーバーの中へ落とし込む。
  4. Sのサーバーの中にある関連のデータ全てをFTPでパソコンへ吸い上げて、そのままPのいサーバーへアップロードする。このときディレクトリ構成とかはいっさい変更しない。
  5. mt-config.cgiを新しい環境に合わせて書き直す。(特にパス設定まわりのところを良く見てください)
  6. mt.cgiで管理画面にログインする、そして、該当のブログ→設定→公開と辿っていき、新しい環境に合わせて内容を書き換える。
  7. 全て再構築する
  8. サブドメインをSのコントロールパネルで削除して、Pのコントロールパネルで追加する。

(このサブドメインはさくらインターネットから追加で貰える方のサブドメインです。一番基本となるサブドメイン「xxx.sakura.ne.jp」の方はSからPへ持ち込むことはできません。私の場合はSのコントロールパネルで削除したあと1時間くらいはPのコントロールパネルで追加することができませんでした。タイムラグがあるようです)

この手順で実施してブログに関しては全てプレミアムプランの方のサーバーで現在は動いています。(念のためスタンダードプラン上の方も残してはありますが、今後の更新は全てをプレミアムプランの方で実施します)

(2006.1.31追記)

独自ドメインの移行

今日はさくらインターネットで取得した独自ドメインをスタンダードプランからプレミアムプランへ移行しました。独自ドメインで使用しているコンテンツを全てパソコンへFTPでダウンロードしたあとに、プレミアムプランへアップロードします。そして、CGIなどのアクセス権など全て変更しました。

これで一通りの準備は完了なので、スタンダードプランで独自ドメインを削除、そしてプレミアムプランで独自ドメインを追加しました。サブドメインのときには削除後にはすぐに追加はできませんでしたが、独自ドメインの場合はすぐにプレミアムプランで追加ができました。

でも、DNSへの浸透には時間がかかるようです。削除した瞬間に、さくらインターネットを使用している旨のページしか表示ができなくなり、1時間程度は独自ドメインで自分のサイトへアクセスができなくなりました。最初は何か設定ミスをしたのかと、少しヒヤリとしましたが待っているといつの間にかアクセスができるようになっていました。

これで一通りの引っ越しはできたことになると思います。今後はスタンダードプランのサイトはミラーサイトまたはコンテンツのバックアップ用としてコンテンツを残しておこうかと思っています。

【2024年2月19日追記】

振り返るとプレミアムプランへ移行したのは失敗!

今から振り返ると、プレミアムプランに移行したのは失敗でした。なぜならば、我慢してスタンダードプランのままで使っていれば、ハードディスクの容量は徐々にさくらインターネット側のサービスレベル改善のために大きくなったためです。

このエントリーを公開してから既に18年が経過しますが、SSD容量が300GBまで利用することができるスタンダードプランが月額524円で利用することができます。対して、プレミアムプランはSSD容量が400GBまでで月額1571円とまったくお得ではありません。なんと、プレミアムプランはSSD容量がスタンダードプランの30%増量に留まり価格は3倍も高いのです。プレミアムプラン契約者は、さくらインターネットから見ると「鴨」のような存在になってしまいました。(あえてあげればメリットはCDNの転送最大量がスタンダード100GBに対してプレミアム300GBくらいかもしれません)

しかも、最近になって同じサーバーのままで、上位プランへ簡単に移行できるようになったのですが、下位プランへの変更は以前と同様にできません。下位プランに契約⇒データ移行⇒上位プランを解約という手順を踏むしかありません。はやく、上位プランから下位プランへ簡単に変更できる機能を提供してくれることを期待しています。

コメント