今日の朝のテレビ番組を見ていると、第二の姉歯疑惑としてとして、既に廃業している福岡県の設計会社サムシングに関する報道が繰り返し放送されていました。
福岡県が調査したうちの4件中3件に強度不足が見つかったということで、かなりの高確率で強度不足が見つかっています。建物の重さを9から16%少なく計算されていました。
このサムシングで3件の設計を担当した建築士はこれまでに1万件以上の建物の設計に関与しているため、今後の調査で耐震強度不足が広がる可能性があります。
テレビを見ていると、この建築士の発言も放送されていたのですが、姉歯元建築士のときとは違い、「1万件あるうちの数件の間違えはしている可能性がある」とか、「偽装との指摘に対しては徹底的に戦う」といった強気の発言が目立ったことが気になりました。
また、同じ番組では同じ建築士が設計に関与した別のマンションで多数のひび割れが見つかったり、床に置いたビー玉が勝手に転がったりする様子も放送されており、やはり何らかの問題を抱えていることをうかがわせます。
★FujiSankei Business i. 総合/「非姉歯」初の耐震偽装 同じ盲点 棟数拡大も(2006/2/9)
これとは別に朝日新聞の報道によれば、熊本で木村建設が竣工した建物6棟で強度不足が見つかったという報道もありました。
★asahi.com: 木村建設また強度不足 熊本で6棟、姉歯氏は関与せず – 社会
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