
2月25日の四国新聞の記事によれば、ソニーコンピュータエンタテイメント(SCE)の次世代ゲーム機(プレイステーション3)の発売が今年の春から秋以降に遅れるのではないかという記事がありました。ブルーレイディスクの量産に向けた準備が遅れていることが理由と報道されています。
度重なるPS3発売延期の報道
同じようなニュースは1ヶ月ほど前にもあったと思うのですが、このときはSONYが発売延期は考えていないというコメントをしてこのニュースは収まっていたと思います。
しかしここにきて、また報道されたことはとても気になります。テレビ(BRAVIA)の好調が伝えられているSONYですが、次期の業績に陰をおとしかねない報道だけに、今後の動きが非常に気になります。
また、CNETによれば、
★プレステ3の部品コスト–なぜそんなに高くなるのか – CNET Japan
の記事の中で、PS3の構成部品コストは725ドルから905ドルと推定されています。ブルーレイディスクのドライブのコストで200?300ドル、そしてPS3に搭載されるCPUも値段がはるのではないかということです。
また、この記事の中ではプレイステーション3の販売価格は299ドルから399ドルになるのではないかと予測しています。つまり、SONYはPS3を早期に発売すれば売れば売るほど赤字になってしまうことになります。
あとは、ゲームソフトが売れるたびに入ってくる収入と比較して損益分岐点がどうなるかということになるのでしょうか。また、PS3を構成する部品は時間がたてばたつほど安くなるはずです。どの時期から発売を開始するかは色々と憶測が出てくるのもうなずけるところです。
【2024年8月27日追記】
プレイステーション3の発売日
日本においてプレイステーション3は2006年11月11日に発売されました。このエントリーを公開してからおよそ9ヶ月後ということになります。PS2の次世代機として発売されましたが、PS3の中核になっているCell Broadband Engineの開発・生産コストが高いうえにCell自体にPS2との互換性がなかったがために、PS2に搭載されていたEmotion EngineとGraphics Synthesizerの統合チップを搭載していたため、初期価格が上がってしまいました。
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