@niftyで提供しているブログサービスであるココログですが、3月28日の機能改善以来、既に1週間にわたって問題が出ているようです。@niftyの社長がブログで謝罪をしています。
もともと、ココログに関しては昨年の段階で無料のココログフリーを提供し始めたときに、それまでの有料ユーザーからは不満の声が高まっていました。
有料のココログよりもココログフリーの方が機能が豊富だったためです。ココログフリーには広告が表示されますが、それだけで有料のサービスよりも機能が豊富なサービスを提供すればユーザーの不満の声が出るのは仕方がありません。
また、ココログフリーのサービスを始めたがために既存の有料サービスのレスポンスが悪化してしまい、これも有料サービス会員に大きな迷惑をかけてしまいました。当時は年度内に有料サービスの方に機能追加をしてココログフリーを追いつくことを約束していました。従って、3月28日のバージョンアップについては実施せざるを得ない状況になっていたのでしょう。
しかし、バージョンアップ版の品質はまだ安定していなかったようです。予約投稿ができない、デザインが崩れる、記事本文が左サイドバーに表示される、性能が劣化するといった不具合が続出しました。
ソフトウエアの品質については目に見えないので、いかに品質を可視化して出来映えを判定するかがもっとも重要です。また、責任者は目標のレベルに品質が達していなかったら、サービスの開始時期を見直すなどの意志決定をしなければいけません。
でも相手は姿が見えないソフトウエアであるがために、リリースを見送るという意志決定を責任者がすることが難しいことも事実です。この辺のプロセスがきちんと体系化できていないのが、大規模なソフト開発の経験が少ないniftyの弱みなのかなという気がします。この辺については、たとえば、親会社の富士通の手法などを取り入れていかなければならないと思います。
今回の件については早めに収束させて再発防止策を立て、利用者からの信頼を取り返すことがniftyに一番求められていることだと思います。
コメント
ココログ返金(2)
●当ブログが利用している@niftyのココログですが28日のメンテナンス終了後1
ココログ酷すぎ!
先日のバージョンアップ以来、ココログが酷いことになっていますね・・・。 夜間に更