IBMキーボード(5576-BO1)の入手と使い勝手のレビュー

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購入に至る経緯

 このキーボードを購入するまでは、GATEWAY社(今は日本から撤退してしまいましたが。。。)のANYKEYキーボードを使用していました。このキーボードは非常に大きくそんなにキーボードが打ちやすいわけでも無いのですが、何となくGATEWAY社に対する憧れのようなものがあり、使い続けていました。このGATEWAYのキーボードには、キーの入力順番を記憶できるような仕組みまで付いていたのですが、まったく、この機能を使用することはありませんでした。秋葉原のDOS/Vパラダイスにジャンク品扱いでバルクが積んであったのを買ったと記憶しています。GATEWAY社全盛期から数年間にわたってこのキーボードを使っていたのですが、徐々にリターンキーが押されたまま戻らなくなってきたことと、妙に図体がでかく、机の上を占領してしまうことから、かわりのキーボードを探していました。

 そんなとき、秋葉塾という秋葉原のジャンク屋で、IBMのキーボードを見つけました。ジャンク屋ということもあって、このキーボードはまるでゴミのように段ボール箱の中に詰め込まれていました。しかも全然、クリーニングされた形跡もなく、本当に汚い状態でした。いくつかのキーボードが段ボールにまとめて詰め込まれていたのですが、一つ一つのキーボードを手にとって、何か壊れているキーがないか、キートップの文字ははがれていないか、大きな傷が付いていることはないか、PS2プラグが壊れているようなことはないか、丹念に調べていきました。

 以前よりIBMの旧型のキーボードは長く文字入力を続けても手に負担がかからず、疲れにくいと言う評判を聞いていたので購入してみることにしました。何が旧型で何が新型か、また型番がどれが良いかも判らなかったのですが、最近のペコペコのキーボードとは明らかに質感が違い、しかも、それなりに重さも重いので、300円という値段の安さにつられて、1つ購入して帰りました。

 このキーボードはすでに現行の製品では無いため、入手するとすれば、中古パソコンショップなどで探すしかないと思います。近くに中古パソコンショップが無い場合でも、ネット通販で扱っているお店もありますので、探してみてはいかがでしょうか。

クリーニングと使用感

 家に帰って、中性洗剤を使ってピカピカに磨き上げました。簡単に外すことが出来たキートップについては本体から外して、これもまた、中性洗剤でゴシゴシと洗いました。丹念に汚れを落としていくと、小さな傷のように見えていた汚れも含めてきれいに消えました。一部のキーが薄く黄色に変色してしまっていて、こればかりはプラスチックそのものが変色しているようで、どんなにゴシゴシと拭いても、色を落とすことは出来ずに、これだけは残念な残念です。

 次にさっそく、PS2プラグをパソコンの該当するコネクタにつなげてみました。プラグはふつうのPS2端子なので、そのままATXマザーボードにつなげることが出来ます。パソコンの電源を入れると、きちんとキーボードのランプもついて、どのキーも問題は無さそうです。文章を打ってみると、少し打鍵が重いような気もしますが、何となく手応えがある感じで、打ちやすいような気もします。今まで使っていたGATEWAYのキーボードは「カシャカシャカシャ」という感じだったので、慣れの問題が大きいと思います。インターネットで情報を検索してみると、APTIVAの初期の機種で採用されたキーボードらしく、ミツミのOEMで、どちらかというとコスト重視で安価に作られたモデルだということが判りました。しかし、この手の廉価版キーボードの中では作りは上の方らしいので、しばらく、このキーボードを使っていってみようと思います。

その後  (2002.12.30)

 相変わらず、このキーボードを続けて使っています。だんだん、操作にも慣れてきたような気がします。ブラインドタッチをしても間違えて他のキーを押すことも無くなってきましたし、キーには適度な弾力があって、やはり腕や指が疲れにくいように思います。また、非常に頑丈に出来ているようで、特にどのキーもへたり等は一切発生していません。キートップの文字もはがれるようなこともありません。非常におすすめのキーボードではないかと思います。

 さらに10ヶ月が経過し、2003年の10月末になりましたが、メインパソコンでは相変わらず、このキーボードを使用しています。最近は、ノートパソコン(thinkpad x31)を使っている時間も増えてきましたが、やっぱり、たくさんの文章を打つときは、やっぱりメインパソコンに向かうようにしています。キーボードはいたって頑丈に出来ているようで、どこもガタはきていません。今後ともこの商品にはお世話になることになりそうです。

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