今日は暑かったですね。30度を超えたところもたくさんあったようです。居間に横幅120cmの熱帯魚水槽が置いてあるのですが、今年になってはじめて、冷却用のファンが回転し始めました。コトブキのスポットファン20を使用しています。
■熱帯魚と高水温
熱帯魚というと何となく高温には強いような気がするのですが、実はそんなに高温に強いわけではありません。熱帯魚の種類によって適温は異なりますが、だいたいは、25度前後の水温を好むようです。今日のように気温が30度になってしまうと、熱帯魚の元気がなくなったり、水草に深刻なダメージが出たりします。そこで水温を下げるための仕組みが必要になります。
■冷却ファン
熱帯魚水槽の水温を下げるためにもっとも手軽なのは、冷却ファンを使用する方法だと思います。熱帯魚水槽につけるための専用の冷却ファンが売られていますので、これを使用すれば、あまり目立たずに設置することができます。
この商品はファンでかき集めた空気を水面を滑らせるように吹き付けることが可能です。これにより、効果的に水を蒸発させて、水が蒸発するときに気化熱を奪い、水温を下げることができます。水が蒸発するために部屋の窓は開けておく必要があります。また、若干のファンが回る回転音を我慢しなければいけません。どうしても暑いときには部屋ごと冷房をつけてしまった方が人間も含めて快適になるので良いと思います。
■逆サーモスタット
また冷却ファンをつけたり消したりするのが面倒であれば、逆サーモスタットを設置すると良いでしょう。この商品をつけると、ある一定の温度以上になると通電されて、冷却ファンが回り始めます。また、ある一定の温度以下になると、冷却ファンが止まります。これにより必要では無いときには自動的に冷却ファンを止めることができるようになります。ファンは動作中にそれなりの音がするので、涼しいときには音がしなくなります。また、電気代の節約にもなります。私はGEXのFE-001という商品を使用しているのですが、現時点では後継製品が売られています。
■水槽用のクーラー
ファンは水面に風をあてて、水を半強制的に蒸発させて、蒸発時に気化熱が奪われることを利用して水温を下げるという仕組みになっていますが、やはり効果は限定的になってしまいます。低めの温度でないといけない熱帯魚の飼育や水草の栽培には冷却ファンでは効果が足らないかもしれません。その際には水槽用のクーラーの出番になります。
水槽用のクーラーも最近ではずいぶん手頃な商品が増えてきました。冷蔵庫と同じようにフロンガスなどの冷媒を使ったクーラーもありますし、最近ではベルチェ素子という電子部品を使ったクーラーも出てきました。
まだ、ベルチェ素子を使ったクーラーの冷却能力はそれほど高く無いので、小型水槽用として売られているようです。
通常の水槽用の商品も以前と比較すると値段がとても安くなってきました。
水槽用のクーラーを購入するとすれば商品も比較的大きいので通販の使用を考えた方が良いかもしれません。
通販では楽天市場にも出店しているチャームお勧めです。
水槽用クーラーの欠点は部屋の中で使用することになるので、クーラーの廃熱は全て室内に排出されてしまいます。従って、締め切った室内で使用し続けると大変なことになってしまいます。もしも、締め切った室内で使用することを前提に考えるのであれば、水槽用クーラーよりも部屋ごと普通のクーラーで冷やしてしまった方が良いかもしれません。そうすれば人間も快適な生活を送ることができます。
水槽用クーラーの使い勝手に関するレポートを見つけました。
★うみぐ: 水槽用クーラー購入
このレポートを見ると、そんなに大きいわけでもないようですし、冷却能力もソコソコ、そうは五月蠅くないという感じがします。最近の水槽用クーラーも進歩していますね。
何となく黒くて格好良いです。さすが老舗のレイシーという感じでしょうか。さきほどのレポートを見るうちに水槽用のクーラーにも興味が出てきました。
(2006/08/06追記)
■家庭用クリップファンの応用
梅雨も明けて夏本番になってきましたが、依然、水槽用のクーラーは買うことができずにいます。でも、水槽の方は色々な変化がありました。まずは、水槽の上面を覆っていた蛍光灯を取り払い、メタハラにしました。また、メタハラの点灯時間は最も気温が高くなる時間帯は避けて、夕方以降に点灯するようにしています。
水槽の上面がオープンになったため、クリップファンを買ってきて、水面に風をあてています。水槽用のファンはコンパクトにするために小さな羽根を高速に回転させることで必要な風量を確保しているのでどうしても耳障りな音が避けられません。しかし、家電のクリップ式ファンであれば羽根の大きさが15cmから18cm程度あるので、騒音が少ないメリットがあります。(クリップファンの一覧)
実際に商品を選ぶときには、大きな家電量販店に行けば色々な商品が展示されているので、回転音を聞いておくと良いかと思います。湿度にもよるのですが、だいたい室温よりも2度から3度程度は水温が下がっているので、部屋のクーラーと併用することによって今のところは大きな問題は出ていません。
ただ、旅行などで家を長期間あけることがあったら、室内のクーラーをつけなくなってしまうので、猛暑だと何らかの問題が出る可能性もあります。
(2007/08/11追記)
また、今年も無茶苦茶に暑い状況が続いています。今年の夏も昨年導入したクリップファンが元気に活躍しています。もしかしたら、特に水槽用のクーラーなどを購入しなくてもこの環境でこのまま大丈夫かもしれません。
クリップファンにもずいぶんたくさんのホコリがついてしまっていたので、今日掃除をしてみました。うまく分解ができたので、電気が通っていそうなところをのぞいて洗面台で綺麗に洗うことができました。乾かした後に電源を入れてみると、ずいぶん風量が違います。ホコリがたまってしまっていて、風量がおちてしまっていたようです。
【2011/07/03追記】
今年も暑い夏がやってきました。さらに今年は震災の影響で節電が呼びかけられていますので、部屋のクーラーをつけっぱなしにするという最後の手段を使うわけにもいきません。そこで、120cmの水槽には、家庭用のクリップファンと水槽用のファンの計2個を取り付けて、水槽の水を冷やしています。
暑い熱中には30度を超えてしまうこともあるので、だいたい28度くらいまでで落ち着いているようになりました。
また、クリップファンは一夏を経過すると、かなりホコリがたまってきて風量が下がっています。私も今回、クリップファンの羽根に付いているホコリを分解して綺麗に掃除したのですが、見違えるほど風量がアップしました。
しばらく掃除していないクリップファンの羽根はこの機会に掃除しておくことをお勧めします。
コメント
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