八高線で拝島駅での12分間の停車中に航空機燃料運搬用?の貨物列車と遭遇

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拝島駅

 八王子駅から八高線の川越行きに乗っていると、途中の拝島駅で12分も停車しました。何か事故などがあったわけでもなく、もともとのダイヤが12分待ちで組まれているようです。

 同じ車両に乗っていた他のお客さんも一様に驚いていました。電車の中で待っているのも暇なので、ホームに出てみたのですが、何やらタンク車をたくさん接続した貨物列車が止まっていました。

 昔、聞いたことがあるのですが、この拝島の近くには米軍の横田基地があって、その横田基地まで拝島から引き込み線があるといいます。

 そして、その横田基地まで不定期に航空機の燃料を運ぶための特別な貨物列車が、鶴見線の安善駅近くのアメリカ軍鶴見貯油施設から走っているということを思い出しました。週に1回から2回、火曜日と木曜日に運転される場合が多く、米タンと呼ばれています。

 何となくいかにもそんな雰囲気だったので、携帯電話のカメラで写真をパチリと撮っておきました。鶴見線の安善駅から南武線と青梅線を経由して、この拝島まで運転されているのだそうです。本来は平日にしか運転されないようですが、今日は子どもの日ということで、アメリカ軍には全く関係ないのでしょうか。

 ずっと昔はこの青梅線には石灰石を積んだ貨車を引っ張った貨物列車が結構頻繁に走っていたのですが、既に廃止されてしまっています。調べてみると、平成10年の8月13日に運転が終了されたようです。それ以降は、このタンク車をひいた貨物列車は今では青梅線で唯一の貨物列車になってしまったようです。

 また、この貨物列車とは経路が異なりますが、1967年8月8日午前1時45分には、新宿駅構内で、山手貨物線から中央快速下り線への渡り線を進行中の石灰石を満載した浜川崎発立川行き第2471貨物列車の側面に、中央快速上り線を進行してきた氷川(現奥多摩)発浜川崎行き第2470貨物列車が停止信号を示していた場内信号機を進行し衝突する、いわゆる「米軍燃料輸送列車事故」が発生しています。この事故では破損したタンクから漏れた航空燃料に火花で引火し火災事故に至っています。

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