コケ取りに絶大な威力があるという評判を聞いて、3年以上前に水槽の仲間に入れました。確か、武蔵村山市にあるPD熱帯魚センターで買ってきたと思います。導入当初は確かにコケをよく食べてくれました。ヒゲ状の藻類をよく食べてくれることで有名です。水草にへばりつくようにしてコケを食べているようです。この魚は実に丈夫でいつでも水槽の中を右へ左へ泳ぎ回っています。
そんなサイアミーズフライングフォックスですが、何年も水槽の中で育ってきて、今ではかなり大きくなりました。体長は10cm程度あると思います。
こんなに大きな体で水槽の中をかなり激しく泳ぎまくってくれるので、かなり目立ってしまいます。調子が良いときには色が非常に綺麗になることもあるのですが、普段は色が地味なのも気になるところです。また、体が大きくなってきたら、ほとんどコケは食べなくなってしまいました。(水槽の水質が安定してヒゲ状の藻類が少なくなってきたためかもしれません)
でもこのサイアミーズフライングフォックスはかわいいところもあります。餌をやるために水槽に近づくと、他の魚たちをよそ目に「餌くれ踊り」を始めます。体が大きいので、それだけお腹がすくのも早いのでしょうか。また、単に水槽の前を通り過ぎるのと、餌をやるために水槽に近づいたときの違いを敏感に察知するのもスゴイ能力だと思います。テトラミンのケースが目にはいるのか、それとも何か餌の臭いでもするのでしょうか。
コケの駆除にはこのほかにヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどの淡水エビ、オトシンクルスやサイアミーズフライングフォックスなどの熱帯魚、そして石巻貝などの貝が有名です。藻類を駆除するための薬も発売されていますが、これらは水草にも深刻な影響を与えてしまうものが少なくないようなので、私は生物兵器にいつも頑張ってもらうようにしています。
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