ITmediaの調査で「テレビ放送の中で一番良く見るのは何か?」というアンケート調査がありました。選択肢は以下の5種類です。
(1)アナログ地上波(BSアナログ含む)
(2)地上デジタル
(3)BSデジタル
(4)110度CSデジタル
(5)CATV
この調査を見ると、意外と地上デジタルが躍進していることがわかります。全体の25%の人が地上デジタル放送をメインで視聴していることになります。
ITmedia D LifeStyle:“地デジがメイン”は4分の1
でも、この調査の対象としている人は、どちらかというと最新のAV機器に興味を持っている人たちなので、もしかすると、この25%というのは、それほどまでに高い数値ではないのかもしれません。
私の場合もそうですが、地上デジタル対応のテレビをもっていて、かつ地上デジタルの受信可能エリアであれば、アナログ地上波の放送はまず見ることはありません。同じ番組がアナログ地上波と地上デジタルで同時に流されているので、あえて画質が悪いアナログ地上波を見る必要がないためです。
また地上デジタルであれば、データ放送などの付加価値のついた情報も手に入れることができます。特に会社へ行く前の朝のあわただしい時間帯など、データ放送をONにすると、ズームインSUPERなどの情報番組を見ながら天気予報、交通情報などを見ることができます。
これからテレビを買い換える人は、デジタルチューナー内蔵機器を購入する場合がほとんどになってくると思います。一部の外国製激安32インチテレビなどの中にはアナログチューナーしか内蔵されていない機種もありますが、国内メーカー製の薄型テレビであれば、ほとんどデジタルチューナーが内蔵されているのではないでしょうか。とすると、受信エリアが広がってデジタル放送対応機器が家庭に普及していくことになるので、今後、5年後に迫ってきたアナログ地上波停波までに、かなりの確率でデジタルへの移行が進んでいるものと思われます。
ITmediaの記事の中ではコピーワンスを改めたら、もっと順調に移行が進むはずという見解が出ていますが、これはその通りと思われます。著作権を保護しつつ、もう少し手軽に録画した番組がバックアップできるようになると良いのですが、今後のコピーワンスの改善論議がどのような方向に向かうのか気になるところです。
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