ニッポン放送株 インサイダー取引の疑い 村上ファンド

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東証

ここ数日、新聞を見ると村上ファンドのインサイダー取引に関する疑いの報道が増えてきました。村上ファンドは1999年に設立された投資ファンドで、最近ではTBS株、阪神電鉄株の株式取得などで話題になっていました。

今回の疑惑はライブドアがニッポン放送株を大量取得する情報を事前に把握していて不透明な取り引きをしたのではないかというところにかかっているようです。


今回の村上ファンドに捜査のメスが入ったことを受けて、村上ファンドが保有している銘柄が一時大幅に株価が下がりました。阪神、松坂屋、TBS、USENなどの会社です。松坂屋は100円安のストップ安で引けたということなので、かなり影響は深刻だったことが判ります。

経済界で派手な行動をすると、ライブドアにしろ村上ファンドにしろ、必ずしっぺ返しがあるということでしょうか。今後、村上ファンドはどんな状況になるのか、報道が気になるところです。

村上ファンドの運用資産額は、日本証券投資顧問業協会提出資料より2006年3月末で4444億円を超えていることが判っています。

その後、ファンド代表の村上世彰氏が証券取引法違反容疑で逮捕・起訴されて、ファンドからの資金の引き上げなどがあり、ファンドは解散に追い込まれました。

2006年11月18日には、ファンドの日本国内拠点が六本木ヒルズから完全撤退しています。

一方で村上ファンド事件については、2011年6月6日、最高裁判所の第1小法廷(桜井龍子裁判長)は村上の上告を棄却したことで、「懲役2年、執行猶予3年、罰金300万円、追徴金約11億4900万円」とした東京高裁判決が確定しました。

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