シンドラー社製のエレベータに「扉が開いたまま昇降」する恐れがあるプログラム上の欠陥があるエレベータが52基あったことが判りました。
既にシンドラー社では1993年にプログラムを修正しているようですが、修正漏れや、あとの回収時に誤って欠陥プログラムを制御板に搭載するというミスをおかし、9基については問題を持ったままになっていたとシンドラー社では公表しました。
今まではシンドラー社のエレベータには欠陥が無いと公表し続けてきただけに、突然の会社の姿勢の転換にとまどうばかりです。今回はプログラムへの欠陥があった上に、修正漏れやデグレードをさせてしまったというのは、プログラムそのものの検査体制、および出荷後の管理体制がきちんとできていないことが予想されます。
プログラム以外の保守部品についても、欠陥品が除外され正しい保守部品が適用できるようなきちんとした管理ができているのか、少し気になります。
なお、先日、港区で事故が発生したエレベータではこのプログラムは使われていないそうです。他にも事故が発生する何らかの原因が隠されているのだとすると、やはりシンドラー社製のエレベータを使うのはしばらく怖い感じがします。
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