居間で使用しているテレビは昔ながらの25インチブラウン管式のテレビです。平面ブラウン管でもない古いタイプの製品で、そろそろ買い換えたいところなのですが、日立製作所の製品ということもあってなかなか壊れずにここまで来てしまいました。もう10年以上は使っているのではないかと思います。
さすがに、居間のテレビとして使い続けるのももう限界なので、今使っているテレビは別の部屋へ移動して、居間には新しいテレビを購入することにしました。どんなに小さくても32インチ以上の薄型テレビが欲しいところです。まずは製品選びから始めました。
薄型テレビ 製品選び
薄型大画面テレビの種類
薄型大画面テレビには液晶テレビ、プラズマテレビ、リアプロジェクションテレビの3種類があります。各々の特長は下表の通りです。
液晶テレビ | プラズマテレビ | リアプロジェクションテレビ | |
---|---|---|---|
主要サイズ | 13~65インチ | 37~65インチ | 47~70インチ |
主な特長 | 省電力で軽量 高精細化しやすい | 動画に強い 低コスト生産 | 低価格 大画面化しやすい |
主要メーカー | シャープ ソニー サムスン電子 バイデザイン ユニデン | 松下電器産業 日立製作所 パイオニア バイデザイン | 日本ビクター セイコーエプソン ソニー |
外国製の液晶テレビ
最近は32インチの薄型テレビについては本当に色々な選択肢が増えてきました。特に低価格化については凄い勢いで進んでいて、現時点では外国製のテレビが10万円を割って売られるまでになりました。
しかし、ここで紹介した10万円以下の液晶テレビは地上アナログチューナはついていますが、ほとんどがデジタルチューナは付属していません。アナログチューナーでは映像のサイズが4対3で放送されているので、ワイドテレビで鑑賞すると横に伸びたような画像になってしまいます。これではせっかくの液晶テレビの良さもいかすことができません。住んでいるところは電波状態が悪いのでケーブルテレビに加入しているのですが、このケーブルテレビ会社から借用しているデジタルSTBがあります。このSTBを液晶テレビに接続すればデジタルチューナを内蔵しているのと同じように使用することができます。しかし、テレビ本体とSTBが別々にあると、色々と面倒くさいのも事実です。できれば、デジタルチューナ内蔵機種の方が良いと思っています。
加入しているケーブルテレビ会社は地上デジタルについてはパススルー方式で電波を送っています。したがって、デジタルチューナを内蔵したテレビを接続すれば地上デジタルの番組がそのまま視聴できるはずです。また、BSのパラボラアンテナは別に設置しているので、BSデジタルについても受信ができるはずです。
デジタルチューナーを内蔵した機種
デジタルチューナーを内蔵した日本のメーカーで扱っている製品のなかでも10万円台の製品がどんどん増えてきています。その中で一番気に入った機種が下記のSONYのWEGAです。
既にSONYでは液晶テレビのラインナップをBRAVIAに一新しているのでWEGAは一世代前の機種という印象がありますが、この機種はデジタルチューナーを2セット内蔵していたり、テレビ台に低音用スピーカーが内蔵されていたり、かなり意欲的な製品になっています。この機種がテレビ台とセットで20万円弱で売っていたので、一つの候補として考えていました。
部屋の広さとテレビの大きさ
高精細なハイビジョンテレビを観るのに最適な視聴距離は画面縦サイズの約3倍が適していると言われています。従来のブラウン管型テレビの視聴距離は画面縦サイズの5~7倍と言われていたので、高精細なハイビジョンテレビであればもっと近くから観ることができるようになったことになります。
サイズ | 最適視聴距離 | 畳数 |
---|---|---|
50V型 | 約186cm | 8畳 |
42V型 | 約155cm | 6畳 |
37V型 | 約138cm | 4.5畳 |
テレビを置こうと思っている居間は8畳よりも大きいので、40インチを超えるサイズのものを購入しないとすぐに画面の小ささに後悔する可能性もあるので、もっと大きなサイズのテレビも比較検討することにしました。
フルスペックハイビジョン
最近ではフルスペックハイビジョン(フルHD)に対応したテレビも発売されるようになってきました。フルHD対応テレビならばハイビジョン本来の高精細映像を100%再現できます。ハイビジョン放送は1920X1080画素で放送されています。この映像をそのまま表示できるのがフルHD対応テレビです。しかし、今のところはまだ値段がとても高いです。液晶パネルが量産できるようになれば、ゆくゆくは製品の価格も安くなっていくものと思いますが、現時点ではとても手が届かないので、今回は比較の対象外とします。
40インチ以上のテレビ
しかし、32インチというサイズは意外と微妙なサイズです。分類としては大画面テレビに入るかと思うのですが、そんなに画面が大きなわけでもなく、ちょっと中途半端な印象があります。最近では薄型テレビの人気は37インチに移行してきているという傾向もあるようです。そこで、あわせてもっと大きな画面のテレビについても製品を調べておこうと思いました。最近ではプラズマテレビはあまり人気が無いのか液晶と比べると若干値段が安いようにも見えますが、それでも37インチ以上のサイズのテレビはかなりの値段です。そんななかで見つけたのがリアプロジェクション方式のテレビです。リアプロジェクション方式のテレビとしてはEPSONのLIVINGSTATIONが有名ですが、今回目をつけたのはSONYのBRAVIAシリーズのリアプロジェクションテレビ、KDF-42E1000です。
日本ではリアプロジェクションテレビはあまり聞き慣れない方式です。ふつうのプロジェクターは映画館と同じようにプロジェクターの本体を正面の方からスクリーンに照射して映像を楽しみますが、リアプロジェクション方式のテレビはテレビ本体の中にプロジェクターに相当する装置が入っていて、後ろ側から映像を照射する形になっています。従来はリアプロジェクション方式のテレビは映像が暗かったり、斜め方向から映像を見にくかったりしましたが、最近では技術も進歩して、リアプロジェクション方式のテレビも画質がアップしています。
リアプロジェクションテレビがプラズマや液晶と比べて、もっとも弱点となるのは奥行きになると思うのですが、この製品については奥行きは36cm弱しかありません。テレビの下にテレビ台を置いてその中にDVDレコーダー(PSX)を設置することを考えれば、さほど問題にならないでしょう。また重さも28Kgなので移動についてもあまり心配は無いかなと思っています。
家の近くの電気屋さんでは常設展示しているお店が無かったので、自分の目で映像を確かめることはできなかったのですが、ネットで情報を探してみると、画質に対する不満は見られませんでした。むしろ、大型の画面サイズにしておいて良かったという情報の方が多く見られました。42型というとかなり画面は大きいです。電気屋さんで42インチを超える画面のテレビを見てもさほど大きく感じませんが、自分の家に設置した途端に最初は大きく感じます。でも使っているうちに慣れてくるようで、50インチのBRAVIAにしておけば良かったという書き込みもありました。さすがに50インチにもなってしまうと家族の同意を取り付けることができないので、今回は42インチでよしとします。
リアプロジェクションテレビの購入
今回は楽天市場にあるSONY専門店の「まいど」というお店で購入しました。楽天市場では競合店がひしめいているためか、意外と安く商品を購入できるお店が見つかります。KDF-42E1000とKDF50E1000の検索ボックスを貼り付けておきますので、最安値の商品を探すのにご活用ください。
購入にあたってはテレビ台も一緒に購入しました。「純正のテレビ台は高い」という固定観念があって、上に置くテレビ(sonyのリアプロジェクションテレビ:KDF-42E1000)と一緒にはテレビ台は購入せずに楽天市場で安い商品をどこかで見つけて購入しようと思っていました。1万円程度を出せば十分に購入できると思っていたのです。念のためテレビの本体を購入する前に楽天市場でテレビ台の値段を探してみたのですが、ある程度のデザイン性があって大型テレビ用のテレビ台となると、値段がかなり高くなってしまうのですね。下手をすると、このテレビ台よりも高くなってしまうような製品もありました。そんなことなら、デザインでテレビ本体と統一感がとれる純正品のテレビ台を購入した方が絶対に安心なので、テレビと一緒にこのテレビ台を購入しました。このテレビ台、重量が30Kg弱あります。
仕様
仕様のなかで気になるのは、iLINK端子がついていないことです。すでに、RecPotなどを持っている場合には接続することができないので注意が必要です。
仕様表 | |||
型 | 42V | ||
チューナー | 地上デジタル | ● | デジタルチューナーはフル装備です。 |
BS・110度CSデジタル | ● | ||
地上アナログ | ● | ||
CATV地上アナログ:ch | C13-C63 | ||
高画質機能 | ソニーパネル(プロジェクションテレビ用小型液晶パネル) | 0.73型透過型液晶パネル×3 | |
アドバンスト アイリス | ● | ||
高画質回路 | DRC-MFエンジン(CCP3、DRC-MF、高画質パネルドライバー) | ||
ゴースト・リダクション | ● | 地上アナログ用でしょうか。 | |
くし形フィルター | 三次元 | ||
シネマドライブモード | ● | ||
画素数(水平×垂直) | 1,280×720 | ||
高音質機能 | サラウンド回路 | TruSurround DIGITAL 5.1CH、 TruSurround XT | リアスピーカーを設置せずにテレビのスピーカーだけで臨場感のあるサラウンド放送を楽しむことができます。 |
クリアボイス | ● | 低音域と高音域をカットして人の声を聞きやすくするための機能です。 | |
音声多重回路 | ● | ||
音声最大出力(JEITA):W | 24(12+12) | ||
スピーカー | 5×15cm 2個 | ||
便利機能 | 操作性 | ベガゲート | |
チャンネルポン | ● | ||
消音ポン | ● | ||
サイレンススタート | ● | ||
電子番組表(EPG) | 地上デジタル、 BS・110度CSデジタル | ||
画面メモ | ● | ボタン一つで場面を静止画にする機能。応募先やレシピの確認などに使えます。 | |
省電力対応 | オートシャットオフ、無操作電源オフ、PCパワーマネジメント | ||
入力スキップ | ● | ||
外部機器コントロール | ● | ||
時計/タイマー | 時計表示/オン・オフタイマー *1 | ||
入出力端子系統数(端子数) | コンポーネントD端子 | D4×3(3) | 外部入力端子が非常に多いので、まず不足することは無いものと思います。 |
S2ビデオ入力端子 | 1(1) | ||
ビデオ入力端子 | 3(3) | ||
デジタル放送/ビデオ出力端子 | 1(1) | ||
ヘッドホン出力端子 | ● | ||
HDMI端子 | 1 | HDMI端子が付属しています。 | |
PC入力端子 | D-sub15ピン(音声:ステレオミニ) | パソコンの映像を映し出すこともできます。 | |
光デジタル音声出力端子(AAC/PCM) | 1(1) | ||
電話回線(モデム内蔵) | ● | ||
LAN端子(100BASE-TX/10BASE-T) | ● | 何に使うのでしょう? | |
AVマウス端子 | ● | ||
寸法・質量など | ランプ | 高圧水銀ランプ 100W | |
有効画面サイズ(幅・高さ・対角):cm | 91.9・51.7・105.4 | ||
外形寸法(幅×高さ×奥行):cm | 99.9×72.2×35.7 | ||
質量:kg | 28.0 | ||
消費電力(待機時):W | 195(0.25) |
*1 | オンタイマー、時計表示はデジタル放送受信時のみ |
到着&設置
12月13日、商品が到着しました。会社から家へ帰ってみると、玄関に大きい段ボール箱が2つ置いてあります。まずは、テレビ台の組み立てから始めました。完成した状態で送ってくるものと思っていたのですが、このテレビ台は組み立て式で、意外と組み立てるのは大変でした。子どもと2人で組み立てて1時間程度かかったような気がします。テレビ台を組み立てた時点でテレビの大きさがとても大きいことに驚かされました。
テレビ台を組み立て終わったら、テレビ台の中に入れるものを入れてテレビ台の上にテレビの本体を置き、裏側から配線をしました。テレビ台の中に入れたものは、PSX(DESR-5000)、VHSビデオデッキ、ホームシアターセット(YAMAHA TSS-10)の3点です。テレビ台にはセンタースピーカーを置くための台がついています。そこにセンタースピーカーを設置して、スーパーウーファーもその横に置いてしまいました。
PSXとテレビの間はD端子ケーブルで接続しました。D端子ケーブルはテレビには付属してこないので、別に準備する必要があります。TSS-10との間は光ケーブルを使って接続しました。この光ケーブルも別に準備したものです。CATV局からのアンテナケーブル、BSパラボラアンテナからのケーブルを接続しました。
地上デジタル放送については当初の思惑通りにCATVからのパススルーがうまく動作していて何事も問題なく受信することができました。問題はBSパラボラアンテナからの出力をPSXとテレビ、そして別の部屋に置いてあるもう一台のDVDレコーダー(RD-XS53)へ3分岐しているため、必要なレベルを確保できていないようです。BSデジタルのチャンネルによっては画像が乱れてしまったり、レベル不足で全く映らないチャンネルすらあります。
このテレビ専用にBS/110度CS用のパラボラアンテナをたてることができれば問題は無くなるのですが、すでにベランダにはBSパラボラアンテナとスカパー!のパラボラアンテナの2本がたっているので、もう1本立ててしまうと家族から顰蹙をかってしまいます。そこで、BS用のブースターを購入することにしました。また、楽天市場で商品を探してみると良い商品がありました。パラボラアンテナのコンバータに供給する電源を用いて、ケーブル上の途中に挟み込むだけでレベルをアップしてくれます。そんな製品が2800円で売られていたので、購入することにしました。
先日、商品が届いて使ってみたのですが、BSデジタル放送がどのチャンネルもきちんと見えるようになりました。分岐して弱くなってしまった信号をうまく増幅してくれているようです。他に電源が必要なく設置も簡単だったのでお勧めの商品です。
とりあえず、全ての機器をテレビの下に設置したら下の写真のような感じになりました。IODATAのAVeL LinkPLAYER(レポート→AVLP2/DVDG-2)を買ったのですが、なかなか使い勝手がよくて気に入っています。また、玄箱(レポート→玄人志向 玄箱 KURO-BOX)の方をサーバーにしてWIZDというソフトを導入したので、玄箱の中にある動画ファイルがいつでもKDF-42E1000で見ることができるようになりました。快適です。
(2005.12.24追記)
ふと、リモコンの「CSボタン」を押してみるとスカパー!の申し込み用チャンネルが映りました。CS110度に対応したBSアンテナは使っていないつもりだったのですが、実は対応していたことが判りました。今まではラインブースターをかませていなかったので、信号が減衰してしまって映像が映らなかっただけのようです。でも、110度CSはスカパー!に加入しなければ見ても仕方がないですね。いくつかチャンネルを見ていてそう思いました。
画質
リアプロジェクションテレビというと、以前は画質はあまり期待できない場合が多かったと思うのですが、このテレビは少なくとも違います。非常に画像が鮮明でくっきりとしていて、ブラウン管や液晶のテレビと比べても遜色は無いように思います。また、ピントもしっかりとあっていてきわめて鮮明、シャープな映像を楽しむことができました。
また、液晶テレビなどではRGB(赤、緑、青)の画素が別々に光り、隣り合った部分が組み合わさって色を作っていますが、このテレビでは一つ一つの点が表現したい色そのものになっています。つまりRGBの3つの光を完全に合成したうえで表示するので、色にじみの少ない自然な発色と高い色再現を実現しています。
SONYでは3LCD方式と呼んでいるようです。
操作性
デジタルチューナーでチャンネルを切り替えるときにちょっと時間がかかることが気になります。チャンネルを切り替えると、まず画面の上部に番組名などの情報が表示されて、ちょっと一呼吸おいて、映像が出力されるという感じです。ここはもう少し早く切り替えができるようになった方が良いと思います。
リモコンについては、ちょっと大きさは大きめです。最近のテレビは多機能なので、どうしてもボタンの数が増えてしまう傾向があります。決定と4方向のボタンが内側にあって、その外側にメモ、メニュー、ツール、番組説明、番組表などのボタンが並んでいる独特のデザインになっていますが、十字キーについてはどちらかといえば、PSXについていたようなスティックタイプのキーの方が好みです。
リモコンの上部は蓋になっていて、蓋を開けると、2種類の外部接続機器が操作できるようになっています。私はPSXと三菱のVHSビデオデッキを操作できるようにしておきました。メーカ・装置種別ごとに番号が決まっているので、これを設定すればすぐに使えるようになります。
ファンの音
この機種、ランプを冷やすためのファンが背面についています。ファンの音が五月蠅いと気になってしまうので、その雑音がどの程度かが気になるところですが、今まで使っていて全く気になったことはありません。電源を入れたときに耳をすますとファンが回っている音がかすかにするのですが、テレビから離れてしまうと聞こえなくなります。
シンクロ録画
シンクロ録画はテレビで録画予約しておいた番組が開始して信号が録画機器の入力端子に届くと録画機器側で自動的に録画を開始する機能です。「録画機器がシンクロ録画に対応しているかは録画機器側の取扱説明書をご覧ください。マニュアルにはソニー製DVDレコーダー(スゴ録)はシンクロ録画での録画をお勧めします」と書いてありました。
(2006/03/03追記)
SONYのスゴ録(RDR-HX65)を購入しました。既に持っている同じSONYのPSXが家族との間で取り合いになることが多くなってきたので、自分専用のDVDレコーダーが欲しくなったためです。機種の選定にあたっては、このテレビ(KDF-42E1000)と組み合わせて使う上でもっとも使いやすい機種はどれかという視点で選択しました。
シンクロ録画の使い心地ですが、なかなか使いやすいです。テレビの番組表で録画予約をしておくと、その録画内容に従って、録画を進めていってくれます。まるで、テレビの中にDVDレコーダーが入っているかのような使い心地です。BSデジタルでしか放送されていないような番組を録画予約するとき、とても操作が簡単になりました。DVDレコーダー自身で予約しておいた録画とテレビの方で録画予約した時間が重なっていた場合はどういう動作をするのか等、まだよく判らないところが多々ありますが、このまま使っていこうと思います。
テレビの番組表で録画予約をするとき、毎週録画などは選択することができないようですね。毎週、同じ時間帯の番組を録画予約するときは毎回の操作が必要なようです。
AVマウス
テレビ放送とDVDレコーダーとを同期をとって録画するためのもう一つの機能がこのAVマウスです。AVマウスのコネクタをテレビに接続して、AVマウス本体を録画機器のリモコン部分に設置すると、赤外線信号を介してリモコン信号で録画機器に指示する仕組みになっています。居間ではDVDレコーダーとして、同じくSONYのPSXを使用しています。今回購入した機種にはAVマウスが付属してくるのですが、どうもPSXには対応していないようです。SONYのサイトにあった注意書きを転載します。東芝、松下、パイオニアに対応していて、SONYのPSXに対応していないというのは、とても「?」な仕様です。
<ブラビア>X、S、V、Eシリーズ、<ベガ>HVX/HV2/ハッピー<ベガ>/HR500/HR500B/TX1
■接続動作機器:
●ソニー製 ビデオデッキ/DVD一体型ビデオデッキ/DVD・HDDレコーダー*/ブルーレイディスクレコーダー/クリップオン/チャンネルサーバー
●他社製ビデオデッキ
●他社(東芝、松下、パイオニア)製 DVD・HDDレコーダー
*“PSX”には対応していません
*ソニー製のデジタル接続機器については、各製品ホームページの「お問い合わせ」をご覧ください
WEGA GATE(ベガゲート)ボタン
この機種はBRAVIAシリーズなのですが、まだ旧ラインナップのWEGAという名称がリモコンに残っています。このWEGAGATEボタンを押すと、テレビが持っている機能は鳥瞰しながら必要な操作をすることができる機能です。しかし、リモコンの各ボタンの意味がわかれば、このWEGAGATEから機能を選択する必要もないので、あまり私自身はこのボタンは使用していません。
ダイヤルアップ接続
双方向通信が必要な機能を使うためにはダイヤルアップ接続かLAN接続をしなければいけません。このテレビを置いてあるのは1階の居間なのですがそこには残念ながら、無線LANでしか接続できないので、まずはダイヤルアップからの実験です。うちはNTTの「ひかり電話(レポート→ひかり電話)」を使っているのですがFAXが使えるくらいですからその回線上でもモデムの信号は通るはずです。まずは自分が加入している@niftyのダイヤルをテレビに設定してみました。しかし、全くつながりません。何でダメなのかよく判らないので、受話器を持ち上げてダイヤルをしてみると、「その電話番号に接続することはできない」という主旨のメッセージが流れていました。@niftyでは全国共通のアクセスポイントを設置しているのですが、そのサービスがひかり電話からでは使うことができないようです。
そこで今度は無料のプロバイダを使ってみることにしました。「アルファインターネット」というサービスです。ここは全国500箇所以上にアクセスポイントがあるので、かなり使い勝手が良いです。ここの電話番号とIDそしてパスワードを使用して接続してみると、接続テストはOKになりました。
ネットワークへの接続 (2005.1.3追記)
「ひかり電話」を使用している関係でダイヤルアップ接続ではうまくいかなかったので、無線LANコンバータを購入してネットワーク接続ができるようにします。まずは楽天市場でBUFFALO社のWLI3-TX1-G54という商品を購入しました。現在では当該製品は既に型遅れになっているようですが、BUFFALO社の無線LANコンバーターには下記の商品があります。
外部機器への録画 (2006.1.3追記)
BSデジタルで録画をしたい番組があったので、夜中に録画を試してみました。うまく行っていればPSXで番組を見ることができるはずです。翌朝、録画されているはずの番組を見ようと思って確認してみると見事に失敗しました。何も録画されていませんでした。ケーブルがうまく接続されていないことを最初は疑ったのですが、PSXへときちんと接続されています。
他に思い当たることもないので、マニュアルの関連ある部分を一通り読んでみました。その中に「シンクロ録画」という記述があります。シンクロ録画というのは、これに対応しているDVDレコーダーなどを接続しておきます。普段は録画用のAVケーブルに何も信号が流れていないのですが、テレビチューナー側で録画設定をしておき、指定の時間になった時点でそのAVケーブルに信号が流れ始めて、これに連動してDVDレコーダー側でも録画始まるという仕組みです。もしもこの機能がONになっていると、テレビ側で録画設定をしている時間以外はAVケーブルに信号が流れていないはずです。従って、テレビ側の設定で「シンクロ録画」の機能がONになっていることが原因という結論に行き着きました。確かにテレビの設定情報を確認すると「シンクロ録画」になっていたので、これを「AVマウス」の方に設定しました。この状態でテレビ側からPSXへ録画をするとうまく録画ができています。
ただし、なぜか外部入力でテレビチューナーから録画した画像をPSXで再生すると、横方向がグッと押しつぶされたような映像になってしまいます。テレビの方で横方向を広げると問題は無くなるので、実質は問題がないのですが、ちょっと気になる部分です。
ホームシアターセット (2006.1.29追記)
従来はホームシアターセットはYAMAHAのTSS-10を使用していました。しかしこの製品はAACに対応していないため、BSデジタル放送などで5.1ch放送をしていても、5.1chで再生することができません。これではもったいなので、DENONのDHT-M330というホームシアターセットに買い換えました。さらに標準でついてくるフロントスピーカーでは若干迫力不足だったので、押入の中にしまってあったKENWOODのLS-VH7に交換しました。さらにセンタースピーカーについてもYAMAHAの製品(NS-C10MM)に入れ替えてみました。迫力が増して良い感じに鳴ってくれています。
故障かな? (2006.1.29追記)
外出後、家に帰ってテレビを見てみると、黒い画面のまま、右下にエラーメッセージが表示されていました。B-CASカードの接続が確立しないから一旦抜き差しをしてみてそれでも直らない場合にはカスタマーセンターに連絡して欲しいというメッセージでした。デジタル放送は見られないもののアナログ放送は見ることができる状況です。指示に従い、テレビの後ろ側に回って、B-CASカードが収納されているふたを開けて、B-CASカードを抜き、接触部分をティッシュで優しく拭いたあと、またもとのところに入れ直しました。すると何事も無かったかのように地上デジタル放送が映りました。単なるB-CASカードの接触不良だったようです。今回、抜き差しする中で思ったのですが、このカード、ずいぶん華奢な感じがします。カード自体が薄っぺらく今ひとつの強度です。コスト削減のためだったのだとは思いますが、テレビも数年から10年程度は使うものなので、カード自体もしっかりとした規格にしてほしかったと思いました。
交換用ランプ購入 (2006.3.3追記)
ランプの寿命は8000時間と発表されています。1日10時間テレビを観たとすると、800日、2年強は持つ計算になります。
ランプの寿命が近づいてくると、テレビ画面にメッセージが出力されるようで、それから交換用ランプを発注しても大丈夫かと思うのですが、色々なお店に在庫があるうちに、交換用ランプを購入しておこうと思いました。今回は楽天市場のデジ倉というお店で購入しました。工具などを使わずに簡単にランプを交換することができるようです。
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