Six Apart社がMovableType3.3を個人ブロガー向けに無償提供

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 このサイトでも使用しているサーバーインストール型のブログツール、MovableTypeですが、個人ブロガー向けには無償提供するという発表があったそうです。しかし、このMovableTypeは今までも制限があるものの、個人で使用する分には無償で使用することができていました。

ITmedia News:Movable Type、個人ブロガーは「無償」に

 下記の記事だけでは今までと何が変わったのかがよく判らないので、日本のSIXAPARTの公式サイトも見てみました。下記のように記載されています。

個人ライセンスとは、個人名義でダウンロードされ、個人所有のサーバーやレンタルサーバーで個人的な日記等を書くためのライセンスです。オンラインサポートはありませんが、ご希望の方は年間サポート(6,300円)を購入可能です。個人ライセンスは無償です。以下からダウンロードできます。(TypeKeyは必要ありません。)
2006年6月27日以前に個人有償ライセンスをご購入された方は2007年6月30日までオンラインサポートをご利用いただけます。

 これを見ても今までとの違いはよく判りません。英語であることの敷居は高いのですが、米国のSIXAPARTの公式サイトも見てみました。こちらにはニュースリリースが出ています。

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個人ブロガーに提供する条件

2024年8月26日現在の個人無償版の利用条件

2024年8月26日現在の個人無償版の利用条件は下記の通りです。

  • インストール数の制限 1インストールに制限します。
  • サイト(ブログ)数の制限 制限ありません。
  • ユーザー数の制限 制限ありません。
  • アフィリエイトの利用 利用できます。
  • テクニカルサポート 付属しません。
  • 関連するサービスの利用 利用できません。
  • 企業、法人、団体、商用での利用 利用できません。

 有料のソフトウェアとしては無償版の提供条件はかなり柔軟になっていると思いました。同じコンテンツマネジメントシステムのWordPressと戦っていくためには、これくらい柔軟にしないと難しいのかもしれません。

 詳しくは下記の公式サイトの確認をお願いします。

Movable Type 個人無償版ダウンロード : 各種お問い合わせ | シックス・アパート - CMSソフトウェア、サービスを提供

【2024年8月20日追記】

WordPressへの更改

 MovableTypeは有料のソフトウェアを個人利用に限っては無料で提供という位置づけになっていましたが、同様にブログを開設できるソフトウェアとしてはWordpressという選択肢もあります。MovableTypeは静的なHTMLのページを作成してくれるので、アクセスしたときの表示スピードが速いということが最大のメリットです。しかし、記事を追加したときなどに「再構築」というプロセスが必要になり、記事数が増えていくと、この再構築にかかる時間も延びていきます。

 一方で、WordPressはアクセスがあるたびに動的にページを生成する仕組みになっています。従って、再構築というプロセスは必要ありません。記事のメンテナンスも簡単に短時間にできるのが利点です。以前であれば、WEBサーバーやクライアントパソコンのCPU、メモリは非力で、動的にページを生成し表示するまでの時間が多くかかっていましたが、最近はハードウェアの進化やキャッシュ技術の進化で表示にかかる時間が短くて済むようになってきました。こうなると、WordPressを使う人が圧倒的に増えてきています。

 このブログについては、以前、WordPressに載せ換えが終わっていますので、現時点ではWordPressの力を借りてブログを公開しています。

コメント

  1. 臨機応変? より:

    MovableTypeのプラグイン リンクの挿入を便利にする

     最近、MovableTypeの設定はあまりいじっていなかったのですが、久しぶりに新しいプラグインは何か無いかとネットで検索をしてみました。その中で見つけ…