週刊新潮の記事により楽天の株価がストップ安 頑張れ楽天・・

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東証

今日は楽天がストップ安になってしまいました。今年初めのライブドアショックの再来でしょうか。

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週刊新潮の記事の影響

ライブドアのときには東京地検特捜部の強制捜査でしたが、どうも今回は明日発売される週刊新潮の記事で楽天に関するスキャンダルが暴かれるという推測が売りを招いてしまったようです。一時期は一株12万円ほどあった株価が今では53700円まで落ちてしまいました。

他にも楽天証券のIPアドレスでWIKIPEDIAの楽天証券の項目で、度重なるシステム障害に対して金融庁から業務改善命令を受けたことが記載されていましたが、これが二度に渡って削除されたというニュースが報道されたり、マスコミも楽天バッシングをしているように見えます。現在、WIKIPEDIAで楽天証券の項目を見ると、下記のような記述が見受けられます。

このページ「楽天証券」は、保護の方針に基づき編集保護されているか、あるいは保護依頼中です。現在の記述内容が正しいとは限りません。編集を中断し、ノートで合意を形成した後に保護の解除を依頼してください。

また、WIKIPEDIAにはあわせて、「楽天証券に割り当てられているIPアドレスをベースアドレスとする端末から楽天証券に不利益な記述を削除・改竄する意図で・・・」という記述があわせて追加されていました。他にもマーケットスピードの項目でも修正が加えられているそうです。本件に関しては楽天証券から公式なアナウンスは無いようです。

掲載される記事

明日、週刊新潮が発売されますが、いったいどんな記事になるのでしょうか。インターネット上で記事の内容がリークされていないものかと探してみましたが、やはり私には見つけられなかったです。たいした記事では無ければ良いのですが、どんなものなのでしょう。

また、市場が週刊新潮の記事に対して何でこんなに大きく反応したのかもやはり気になります。

今度は楽天系列のINFOSEEKで楽天の株式情報を調べてみました。ヤフーファイナンスと比べると、掲載されているニュース記事の量が多いようです。みずほインベスターズ証券で楽天への投資判断を中立から中立マイナスに引き下げたという情報もありました。どうも、楽天にとってマイナスの情報ばかりのような気がします。

明日の取り引きでは楽天の株価はまた下げてしまうのかと思いますが、どこまで下がり続けるのか、明日もストップ安になってしまうのか、週刊新潮の記事の内容による部分も多いと思いますので、動向を注視したいと思います。

(2006/8.31追記)

週刊文春の記事では、楽天のTBS株取得に関するインサイダー取引疑惑や、総会屋への利益供与の疑いについて、東京地検特捜部が楽天の三木谷浩史社長と楽天証券の國重惇史社長(当時)を事情聴取しているなどと報じています。(2006年10月4日に楽天は週刊新潮の記事は事実無根として裁判を起こしています)

楽天証券に社長名の見解

フリー百科事典「WIKIPEDIA」の件については楽天証券の公式サイトに社長名で見解が発表されました。やはり、楽天証券の従業員が社内より実施したようです。既に実施した従業員の社内処分も行われているようです。

昨日の株式大暴落が無ければ、このまま沈黙を守り続けていたような気もしますが、このような形できちんと発表されるととても印象が良いとおもいます。

この問題はこれで終わってしまうと思うのですが本当の問題は末端の従業員が自分の意思で修正を施したのか、社内の誰かの指示で修正をしたのか、そのどちらなのかということです。ニュースリリースの内容だけを見ると、末端の従業員がやったような印象も受けますが事実のところはどうだったのでしょう。

また、今日発売された週刊新潮の件は、そんなに株式市場へは動揺を与えませんでした。昨日の終値をはさんでの展開になっています。また、楽天市場側も誤報であり法廷闘争も考慮した対応をする旨の発表を本日しているので、この先、何かの新事実が出てこない限りは、さらに大きく値を下げる心配も無いのかなと想像しています。午後の楽天の株価がどのように動くかに注目です。

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