吉野家ディー・アンド・シーが9月18日にも牛丼の販売を復活させます。すでにアメリカ産牛肉の輸入は再開されて、焼き肉の「でん」などでは商品として出されてもいますが、吉野家では一歩出遅れての販売になります。
前回の輸入再開時には危険部位が混入していたりもしたので、しばらく輸入の様子を見て万全を期しての販売再開という手順にしたいのでしょうか。
BSE問題で米国産牛肉が輸入禁止になり販売を休止したのが2004年の2月です。昨年の2月には1日限定で吉野家では牛丼を復活させましたが、それ以来はずっと販売休止の状態が続いています。今回はその1日限定復活から約1年7カ月ぶりの再復活となります。
牛丼の販売価格は以前は並盛りで280円でした。しかし、今回は流通コストが高くつくためでしょうか、300円台の後半になってしまう見込みだそうです。
他の牛丼チェーンでは米国産牛肉にこだわらずに、牛丼については販売を継続したり再開したりしています。しかし吉野家はずっと米国産の牛肉でないと吉野家独自の牛丼の味は出せないということで販売を見合わせてきました。企業生命がかかっているというのに、すごいこだわりだと思います。
このあいだ、豚丼や牛焼き肉丼、豚生姜焼き定食、牛焼き肉定食など、メニューの種類を増やして、店舗の営業を続けてきました。当初は豚丼のみの販売で随分とお客さんの数が減ってしまったようですが、その後、メニューの種類を増やして人気を取り戻してきました。実は私もメニューが増えた吉野家は好きだったりします。
今回の1日限定牛丼復活は全国約1000店舗で販売する予定です。10月以降も供給量が安定するまでは期間限定販売を続けるそうです。もしも、米国産牛肉が安定して供給されるようになっても、今の色々なメニューはそのまま販売を継続してくれると良いなと個人的には思います。
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