ヤフーニュースを見ているとSONYが欧州におけるPS3の発売時期を延期することが記事になっていました。ロイターの報道です。本来であれば今年の11月に発売する予定でしたが来年の3月に延期するそうです。
しかし、PS3を今年度いっぱいで600万台販売する目標は訂正しないとのことですので、欧州以外では予定通りの時期に販売を開始できるのでしょうか。心配なのはこの記事に「なぜ欧州の発売時期を延期したのか」が書いていないことです。
他にも記事が無いか調べてみると、IMPRESSでも記事がありました。ここにはきちんと理由も書いてあります。
「ソニーグループ内で、ブルーレーザーダイオードの大量生産計画に遅れが出ており、PS3のための部品調達に悪影響が出ている」
これ、とても気になるニュースです。ブルーレーザーダイオードといえばブルーレイディスクを実現する上で基幹になる部品のはずです。これが量産できる状態になっていないということでしょうか。ITPROでは、2007年1月からは出荷量を大幅に伸ばして年内600万台を目指し、もしも量産がうまく行けば750万台の販売ができるかもしれないと書かれています。また、日本での11月発売は死守するとも書かれています。ちょっと、この辺の記事を読んでいると、SONYの雲行きが怪しくなってきた感じがします。
先日のDELL社やアップル社にOEM提供しているリチウムイオン電池のリコールに係わる問題もPS3の出だしさえうまくいけば何とかSONYも羽ばたけるのではないかと期待しているのですが、どうなることでしょう。まずは明日の株価がどう推移するかに注目したいと思います。
(2006/09/07追記)
今日は株式市場全体が下げ相場で始まりましたが、中でもSONYは昨日の欧州市場におけるPS3発売延期報道を受けて昨日の終値よりも100円安い4950円を挟む展開になりました。4940円程度で購入して4960円程度で売るという取引を繰り返しました。午前の終値は4930円です。やはり、大切な部品の生産に係わる問題なので、生産量が目標に達するか否かを危ぶむ見方が多いのではないかと思います。今日の午後の相場展開がどうなるのか引き続き注視します。
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