秋葉原にお店を出しているPCサクセスというパソコンショップがあります。このお店は既に通販にはかなりの力を入れていたのですが、2005年の3月には大手ショッピングモールの楽天市場へも出店しました。この楽天市場への出店を記念して、3月20日の12時より特価品の販売が実施され、その中の目玉商品として、ThinkPad X40が10万円弱で売られていました。2371-KJ8というモデルです。
X40が売り出され始めたときには、15万円以上の値段が付いていたと思うのですが、このモデル(2371-KJ8)は全般的に安く売られています。そろそろ後継機種の発表も近いのでしょうか。今回は楽天アフィリエイトの報酬でもらった楽天スーパーポイントを1回の買い物での使用限度額ぎりぎりの3万ポイント分を同時に使い、6万9800円を楽天カードで支払う形で購入しました。楽天カードで購入をすると、購入金額の1%が楽天スーパーポイントとして返ってくるのでお得です。楽天市場で普通に購入するだけで1%分のポイント還元がありますが、楽天カードの還元分とあわせて2%のポイント還元となります。何か楽天三昧という感じです。
購入するにしてもちょっとユーザーの評判がどんな感じになっているかが気になったので、ネットで検索をしながらユーザーの評価を読んでいきました。以前発売されていたTHINKPAD S30というモバイルパソコンの名機がありますが、これよりは確実に性能や操作性は進化しているものの、ハードディスクの性能だけはちょっと気になるところがあるようです。この機種には1.8インチHDD(ハードディスク)が搭載されているのですが、このハードディスクの性能が通常のノートパソコンで使用されている2.5インチHDD(ハードディスク)と比べて性能が悪いようです。特に回転数が遅いところが効いているようです。
また、1.8インチHDD(ハードディスク)自体があまりバルクでは市場に出回っていないので、自分で容量をアップさせるような改造をしたいときに、THINKPAD X31とかみたいに手軽にはできないことも難点のようです。
私の使い方から見ると、動画をたくさん扱うということもないので、20GBのハードディスクが付いていれば、それほど容量が足らないと思うようなことはないかと思います。問題はどちらかというと、ハードディスクのアクセス性能のほうです。THINKPAD X31を使っていても時々、ハードディスクに何らかの要因でずっとアクセスしっぱなしになることがあって、イライラさせられることがあります。このX31よりも遅くなってしまうというのはかなり心配ではあります。
しかし、X31と比べると十分に軽いというのはやっぱりThinkPad X40の魅力です。送料や税金込みで10万円を割って売っているというのはやはり安いと思うので、この機会に購入しておこうと決意しました。
楽天市場のPCサクセスで購入したところ、すぐに楽天市場から自動返信のメールが来た後、1時間くらいでPCサクセスから「ご注文確認いたしました」というメールが来ました。
仕様
ThinkPad X40には色々なモデルが揃えられています。そのモデルによって仕様はかなり異なるのですが、今回購入したKJ8については下記のようなスペックになっています。モバイルパソコンとしては最近ではもっと薄くて、もっと軽い商品も出てきていますが、堅牢性やキーボードの打ちやすさなどトータルで考えると、IBMのTHINKPADが一番だと私は思っています。
CPU | インテル(R) Pentium(R) M プロセッサ 超低電圧版 713 |
---|---|
周波数 | 1.10GHz |
1次キャッシュ | 32KBインストラクションキャッシュ + 32KBデータキャッシュ (メインプロセッサに内蔵) |
2次キャッシュ | 1MBアドバンスドトランスファーキャッシュ (メインプロセッサに内蔵) |
筐体 | B5 |
チップセット | Intel(R) 855GME |
メインメモリ(標準) | 256MB (256MBはオンボード) |
メインメモリ(最大) | 1280MB |
メモリタイプ | PC-2700 DDR SDRAM |
メモリスロット(空/全) | 2(1/1) |
HDDタイプ | 4,200rpm / 7.0 mm |
HDD容量 | 20GB |
CD-ROM | オプション |
DVD | オプション |
CD-RW | オプション |
FD | 標準添付 |
その他補助記憶装置 | |
ディスプレイサイズ | 12.1V型 |
ディスプレイタイプ | TFT液晶 |
解像度 | 1,024×768ドット、1,677万色 |
グラフィックコントローラ | チップセット内蔵 |
VRAM | 最大 64MB |
サウンドチップ | AC97準拠ソフトオーディオ |
USB | USB2.0(2、うち一つはPowered USB) |
IEEE1394 | |
LAN | 内蔵ワイヤレスLAN b/g (802.11b/g対応、Wi-Fi準拠) |
モデム | V.90(56kbps/14.4kbps)、スピーカーフォン・留守番電話機能無し |
PCカード | PCカード・スロット (TypeII/Ix1、CardBus対応) |
その他バス | SDカードスロット(SDカード・スロットx1 (SD I/O 1.0 対応)) |
ポインティングデバイス | TRACKPOINT |
スピーカー | マイクロフォン/モノラル・スピーカー |
バッテリ | Li-Ion (4cell) |
駆動時間(標準) | 3.5時間、JEITA測定法1.0:3.3時間 |
充電時間 | 3.5時間(パワーオフ/サスペンド) 3.5-6.0時間(使用時) |
システムバスクロック | 400MHz |
インストールOS | Microsoft(R) Windows(R) XP Home |
インストールソフト | |
サポートOS | Microsoft(R) Windows(R) XP Professional、 Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition、 Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional、 Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation4.0 (SP6a) |
本体サイズ(H*W*D) | 211×268×20.6-26.9 |
重量 | 1.25kg |
電源 | AC100-240V (50/60Hz) |
最大消費電力 | 56W |
備考 | バッテリー・パック、ACアダプター、電源コード、マニュアル、TrackPoint用予備キャップ、電話ケーブル付属 |
商品の到着
注文後、なか二日をあけて商品が到着しました。PCサクセス楽天市場店からはクレジットカードの決済が完了したことを伝えるメールは来たものの、商品の発送を伝えるメールは届きませんでした。商品は箱の上にシールを貼ったりする部分に段ボールを重ねてあり、元箱にはシール跡や傷がつかないように配慮されていました。
しかし、商品の方はまだ箱から出していません。中古で買ったTHINKPAD570のセットアップに手間がかかったためです。セットアップ作業を開始したところでレポートの続きを書くようにします。
セットアップ
買ってからもう何ヶ月も経つというのにずっと箱にしまったままだったのですが、7月末になりようやく箱から取り出しました。ちょっと驚いたのが「KJ8」というモデルには外付けのフロッピーディスクドライブやオフィスが付属してくるのですね。購入したときがPCサクセスの特売をみかけての衝動買いだったので付属品に何があるのかまで調べていませんでした。マイクロソフトオフィスは97年版をずっと使ってきていたので、2003年版が手に入ったのはとても嬉しいです。パソコン本体は10万円弱の値段で購入したのに、別に購入すれば1万~2万円はしそうなマイクロソフトオフィスが付いてきたというのはお得だったと思います。Microsoft Office製品としては、EXCELとOUTLOOKとWORDが入っていました。Power Pointもあると本当は良かったのですが贅沢は言えません。
まずは箱から付属品や本体を取り出します。ACアダプターに電源ケーブルを接続して本体に接続、また本体にバッテリーを取り付けて充電をしつつ電源ボタンを押してみました。昔のTHINKPADでは本体の外側に電源ボタンがついていて、デスクトップマシンとして使用しているときも、ディスプレイをあけることなく電源を投入できるというのを売りにしていましたが、もうデスクトップマシンも安くなって、ネットワークを介したデータ連携も容易になり、ノートパソコンはモバイル用途で使うのが使命になってきたので、ディスプレイをあけないと電源をONにできないというのはコンセプトを変更したのでしょうか。昔からのTHINKPAD愛用者としてはちょっと不便な感じもします。
WINDOWS XPが起動されて、ファイルシステムの変換を始めたようです。FAT32からNTFSにファイルシステムを変換しているようなメッセージが現れました。しばらく待っているとWINDOWSのセットアップに入り、ユーザー名やパスワードの設定を行ったところでアクティべーションの過程に入りました。インターネット接続を有効にしなければいけないと思い、無線LANのアクセスポイントに本機のMACアドレスを登録して接続を有効にしようと思ったのですが、アクティべーションはうまくいきませんでした。無線LAN接続がうまく有効にならなかったようです。ちなみに本機のMACアドレスは本体の裏面にシールで貼り付けられていますが、こちらが剥がれてしまっても、メモリーを入れるところにもシールが貼ってあるので、こちらをみることができれば判ります。
セキュリティ対策としては手始めにBIOSパスワードを有効にしておきました。BIOSパスワードの設定をいじるときには、電源ボタンを押した直後にF1キーを押すことによってBIOSの設定画面に入ることができます。電源を入れた直後にパスワードの入力を求められるので、これを設定しておけば、もしも誰かに使われてしまってもそう簡単にはパソコンの中身を見ることができなくなると思います。ほかにもセキュリティチップが本機には内蔵されているので、これを有効にすればハードウエアチップとWINDOWSなどのパスワード認証機構が連動されて、かなり強固なセキュリティを維持することができるのですが、X31を使用しているときにひどい目にあったことがあるので、ある程度、パソコンを使い込んで環境が安定してからセキュリティチップの方は有効にしようと思います。
一通りのセットアップが終わってWINDOWSを立ち上げてみるとOFFICE製品についてはすでにインストールが行われた状態でした。CD-ROMが接続されていないので、苦労することがなかったので、助かりました。、WINDOWS UPDATEとNORTONのLive UPDATEを実施してみると、NORTONアンチウイルスも有効になりました。3ヶ月版の製品で、3ヶ月後にはライセンスを購入しなければいけません。システムを開始直後のセキュリティ的な脆弱なときにアンチウイルスがすぐに有効にできるというのは有意義なことなので、3ヶ月しか使えない版であったとしても添付しておいてもらえた方が良いと思います。
重さ
X31と比べると明らかに軽いです。重量で見ると同じ1キログラム台なのですが、ずいぶん、持ったときの印象が違います。X31だとちょっと気合いを入れないと持ち歩く元気が出なかったのですが、X40であればもう少し気軽に持ち歩くことができそうです。
最新のモバイルパソコンの中ではバッテリーのもちについては今ひとつの性能です。ここだけはレノボに改善してほしかったのですが後継機種のX41でもあまり大きな改善はありませんでした。かといって、拡張バッテリーを入れると重くなってしまう上に本体の厚みも増してしまうため、あまり付けて歩くのは気がのりません。もう少し使い込んでいく中でバッテリーについてはどうしていくか考えていきたいと思います。
キーボード
X31と比べると、メカニカルな感じの感触です。カチカチカチという感じの音がします。どちらのキーボードが使いやすいかと言われると、人好きずきになってしまうかと思います。しばらくX40のキーボードで文章を打ち続けると、だんだん違和感なく文字が打て込めるようになってきました。カチカチカチという音がなるのでちょっと周りには迷惑かもしれませんが、文字の打ち込み漏れがX31を使っているときよりも減りました。
また、暗いところでもキーボード入力ができるように液晶画面の上面中央より左側にキーボードを照らすためのライトが付属しています。X31のときには蛍光灯色のクリアーな感じの色のランプでしたが、X40では電球色の暖かみのある色に変更されています。このランプ、そんなに明るくはないのですが、たしかに暗いところでキーボードを打つことができるようになるのでとても便利な機能です。本体の値段を安くするために真っ先に削り落とされてしまいそうな機能の一つではありますが、ぜひ今後の機種にも残しておいてほしいと思っています。
(2005.8.7追記)
キーボードについては完全にTHINKPAD X40のキーボードに慣れました。むしろ、このキーボードの感触の方が気に入ったといっても過言ではありません。キーがメカニカルなタッチで昔のIBMの高級なキーボードの感覚と比べると差があるのは否めませんが、文章を打つときに、メカニカルな感触が指に伝わってくると、きちんと文字が打ち込めているか否か、指が判るようになってきます。今までX31を使っているときには、打ち込めた気分になっていても、実は画面をよく見てみると打ち込めていなかったということが結構ありましたが、X40のキーボードになれてくると、このような打ち込み漏れがなくなったことに気が付きました。もうX31のキーボードには戻れないかもしれません。
トラックポイント
トラックポイントについてはX31のときと全く同じ感触です。動作感も同じなので操作をする上で困ることはありませんでした。トラックポイントはとても使いやすいポインティングデバイスだと思うのですが、長く使っていると指先が痛くなってくることがあります。本当はもう少し軽いタッチで動いてくれると良いのですが、今回もその部分は変わらなかったようです。長く使うときにはマウスも併用するようにします。
トラックポイントについては形状が3種類ありますが、標準で装着されているもの以外に2種類とも付属品として付いてきました。各々の使い勝手もあわせて確認してみようと思います。もしかすると指先の痛みの軽減に良い形状のトラックポイントがあるのかもしれません。
(2005.8.3追記)
マウスのプロパティを見てみるとトラックポイント専用の調整タブがあることを初めて知りました。X31を使用しているときにはまったく気が付きませんでしたが、X31にもあったのでしょうか。このプロパティで感度の調整を行ったところ、現在は下記の状態で落ち着いています。
また、長期間使用するときのために、USB接続型のマウスも購入しました。本機にはPS2端子は付いていないのでUSB接続型を購入する必要があります。また、マウスにはボール型とオプティカル型の2種類がありますが、ボール型はボールが汚れるとマウスの動きが悪くなるのでオプティカル型の方が最近のお気に入りです。今回もオプティカル型にしました。一番安い商品を購入しようと思ったのですが近所のコジマ電気で2000円程度でした。いつもは秋葉原のパーツショップなどで購入するため1000円くらいで購入することが多いのですが、意外と高いのには驚きました。色についてはTHINKPAD X40の色に合わせて黒色の製品を購入しました。家で使用するときにはマウスの方が疲れにくくていいですね。なかなか使いやすいです。
メモリー
メモリーは今までX31で使用していたメモリーを使い回しました。とはいっても、X31でメモリーを買うときにX40でも使用することができるスペックのメモリーを購入したので、うまく使い回しができたことになります。メモリーはPC2700のタイプのものが対応します。もともとのメモリ搭載量は256MBですが、512MBのメモリーを追加することによって、かなりサクサクと動くようになりました。
また、X31のときにはコンパクトフラッシュメモリーカードが使えるようになっていましたが、X40からはSDメモリーカードスロットが付属するようになりました。最近ではコンパクトフラッシュはちょっと大柄なことが嫌われてか、あまり対応の機器を見かけることが少なくなってきたので、SDメモリーカードに変更したことは賢明だったのではないかと思います。私自身が持っている携帯電話、デジカメ、メモリープレーヤーのすべてが、現在主に使っている機種はSDメモリーカードになってしまいましたので、私にとっても標準のスロットがSDメモリーカードスロットになったのは都合が良かったです。
性能
今のところ、動作速度という面での性能には満足です。ハードディスクが1.8インチでアクセス速度が遅いので、全体としての動作感がもっさりとしているという評判をよく見ていたので、もしかしたらX40を購入したのは失敗したかなと思っていたのですが、実際に使ってみるとそんなに遅さが気になる場面はありませんでした。もしかすると搭載メモリー量を大きくしたので仮想メモリーにアクセスする頻度が激減しているのかもしれません。
下にHDBENCHで計測した性能を掲載しておきます。X40は出荷時設定のままで測定していますので、CPUの省電力がオンになっています。ペンテイアム3の600MHz相当と認識されているので、かなり省電力機能が効いていたことになりますので、X31と比較する上で、CPUとメモリーのあたりはあまり参考にならないと思いますが、ハードディスク性能についてはそんなに悪いわけでもないかなという感じがします。今度はX40の電力設定を変えて、省電力機能をOFFにした状態でも計測してみたいと思います。
THINKPAD X40(CPU省電力機能 オン) | THINKPAD X31(参考) |
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★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name Processor Pentium III 599.16MHz[GenuineIntel family 6 model 9 step 5] VideoCard Intel(R) 82852/82855 GM/GME Graphics Controller Resolution 1024×768 (16Bit color) Memory 776,624 KByte OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 2 Date 2005/07/31 21:07 Intel(R) 82801DBM Ultra ATA Storage Controller – 24CA プライマリ IDE チャネル HITACHI_DK14FA-20B Intel(R) 82801DBM Ultra ATA Storage Controller – 24CA セカンダリ IDE チャネル ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 14341 27412 27643 23646 24043 45024 49 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive 15551 5764 2180 198 17288 15750 2059 C:\100MB |
ハードディスクプロテクション
タスクトレイを見てみるとあまり見慣れないアイコンがありました。このアイコンをクリックしてみると、下記の画面が現れました。ハードディスクのプロテクションシステムのようです。衝撃を見知するとハードディスクを保護するような仕組みになっています。
無線LAN
まずは無線LANの能力を確認してみました。Bフレッツを使っているので、フレッツスクエアの回線速度計測を行えば、WANの部分は100M近くの能力があるので、無線LANの区間がネックになると想定されます。これで測定をしてみると、下記の通りの計測結果でした。約11.4Mbpsです。802.11bのときは数Mbpsの能力しかなかったので倍のスピードは確保できるようになったことになります。
デバイス
デバイスマネージャーの情報も参考に掲載しておきます。
モバイル用途での使用
私が主に使っている用途(インターネットサイトの閲覧、メールの読み書き、ホームページのメンテナンス、ネットトレードなど)では今までメインマシンとして使っていたTHINKPAD X31と比べても遜色のない能力をX40は発揮してくれているので、X31については主に会社での作業用に使用し、X40は持ち歩き用と自宅でのプライベートな作業用に用途を絞って使用することにしました。ほとんど自宅ではX40を今では使用しています。
今回、出張でX40をもって新幹線に乗る機会がありました。東京から関西まで日帰りで往復だったのですが、新幹線の中ではご飯を食べている時間を除いては、thinkpadで文章を打っていました。このような使い方で、帰りの新幹線、のぞみ号で、静岡駅付近を通過中にバッテリーが無くなったという感じでした。これだけ頑張ってくれれば、標準のバッテリーだけでも結構okなのではないかという気がしてきました。今回は日帰りで関西往復という強行軍でしたが、ふつうだったら片道で宿や行った先の会議室などで充電ができるはずです。それは最新の別の会社が発売しているパソコンのように、標準バッテリーでも9時間は保つというバッテリーであれば鬼に金棒ですが、最近では交通機関も発達して連続で電車に乗っている時間も減ってきているので、thinkpad x40の3時間というバッテリー駆動時間もありなのではないかという気がしました。
新幹線の中で使用していると、キーボードを打つ音はカシャカシャと響いてしまうので、少々、遠慮しながら文章を打っていました。同じ車両には小さな子どもたちも騒ぎまくっていたので、同じ車内にいた人はこのキーボードの音よりも子どもたちの叫び声の方が気になっていたかもしれません。
拡張バッテリーを購入 (2005.9.27追記)
モバイル用途でも安心して使うことができるように拡張バッテリーを購入することにしました。THINKPAD X40に使用することができるバッテリーには3つのタイプがあります。一つは製品に標準で付属してくるもの、二つ目は標準でバッテリーをつける部分で取り替えて使うタイプの大容量タイプ、そして三つ目は座布団のように本体の下にひいて使うタイプのバッテリーです。
写真 | 市販価格(参考) | 稼働時間(公称値) | 商品リンク | |
---|---|---|---|---|
標準バッテリー | 14000円 | 最大3.5時間 | IBMThinkPad X40シリーズ専用のLi-Ionバッテリー( 92P1009 ) | |
大容量バッテリー | 16000円 | 最大約7.5時間 | IBMメーカー パソコン オプション -大容量バッテリパック 型番:92P1009 | |
拡張バッテリー | 19000円 | 最大約3.5時間 | レノボ・ジャパン X40シリーズ 拡張Li-Ionバ… |
今回はお値段が少々高めですが、座布団のようにひいて使う拡張バッテリーを購入しました。これならば、厚みは少し厚くなってしまいますが、上面から見たときのサイズに変化はありません。大容量バッテリーは後ろ方向に伸びてしまうので、かなり本体が大きくなってしまう感じがします。また、、拡張バッテリーであれば標準のバッテリーを装着したままで使用することができるので、両方をあわせた時間がバッテリーのライフ時間となりかなりの長時間運用が可能になります。
楽天市場から発注していた商品が今日になって届きました。箱の中には紙切れ1枚のマニュアル、プラスチックの何かに使う部品、バッテリー本体、そして箱の裏には保証書が貼り付けられています。特に保証書については気が付かないでいると箱ごと捨ててしまう危険がありますので注意が必要です。
バッテリーのほうはノートパソコン本体の裏にぴったりと装着することができました。訳のわからない部品は本当に訳がわからなかったのですが、どうも大容量バッテリーをつけて、かつ座布団バッテリーをつけるときだけに必要な部品のように見えます。今回は使用しませんでした。
座布団のように装着したあとに電源に接続してみるとさっそく充電が始まりました。使い方はとても簡単でレポートを書く必要も無さそうです。ノートパソコンに接続したままにしておくと、充電と放電が繰り返されて寿命がすぐに無くなってしまうような気がしますので、満充電手前のところではずして保管しておき、使用するときだけノートパソコンに装着するような使い方をしようと思っています。
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