牛乳などの包装で使われるテトラパックの秘密

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テトラパック

日曜日の朝、テレビ番組を見ていると学校給食に関する特集を組んでいました。私自身は学校給食の経験が無いのですが、それでも、昔こんなのがあったというものがたくさん出てきました。ソフト麺、揚げパン、ミルメークなどなどです。

そして、その中でテトラパックに入った牛乳というものもありました。テトラパックというのは、三角形のピラミッドみたいな形をした四面体の紙製容器の中に牛乳が詰め込まれています。

牛乳といえば牛乳瓶に入っていましたが、牛乳瓶はガラス製なのでもし割ってしまうと危険ですし運ぶときにとても重いという欠点が牛乳瓶にはあります。これを改善したのがテトラパックです。1952年にスエーデンのテトラパック社が開発したそうです。この容器の最大のメリットは同容量の液体を入れるために必要な紙の量が最も少なくて済むのだそうです。

テトラパック


このテトラパックの容器は3年前に国内での製造は全て終わってしまったそうです。製造されなくなってしまった理由は、運搬の効率や陳列の効率が悪いからだそうです。専用の運搬用容器に入れれば効率よく詰め込むことができるのですが、運搬用容器が無ければいけないので、やはり四角形の容器の方が使いやすいということになります。

こんなに三角形のテトラパックが衰退してしまったので、テトラパック社は大打撃を受けたのではないかと当然思うわけですが、実はそんなことはありません。現在の屋根型の牛乳パック(テトラレックス)やブリックパック(テトラブリック)など、飲み物を包む紙パックのうちかなりのシェアをテトラパック社が占めているそうです。

ということで、子どもが飲んでいた「森永マミー」の1リットル容器が近くにあったので、屋根の下に書いてある容器の表示を見てみました。「pure-pak」と書いてあるので、これはテトラパック社の製品ではないようです。ネットで検索をしてみると、日本紙パック株式会社という会社がヒットしました。1965年に十條製紙と米国のエクセロ社がピュアパックの技術提携をしたことに歴史が始まるようです。

こちらは三角形容器ではなくて屋根型の容器の流れで進んできているようです。

この番組のお陰で少し勉強になりました。TBSのがっちりマンデー!!という番組だったようです。

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