通販のアマゾンでは結構前から安売りされていた、サンディスク社製のSDMX2というMP3プレーヤーですが、楽天市場のPC-SUCCESSでも安売りされているのを見つけてしまってついつい購入してしまいました。
サンディスク社のMP3プレーヤー
サンディスクといえば、コンパクトフラッシュなどメモリーカードの分野ではパイオニア的な存在の会社であったと思います。このMP3プレーヤー、値段は2980円で送料が無料と驚くほど安価です。楽天市場で購入するとポイントの還元もあるので、なかなかお得なのではないでしょうか。
上記の楽天市場の商品は既に売り切れてしまったようです。また、アマゾンでは青の在庫は無くなってしまったようで、ピンクの製品の在庫はあるようです。こちらも2980円で売られていました。
この商品、デザインが今ひとつとか、ボタンの押し具合があまりフィットせず使い勝手が悪いとか、色々悪い評判もあるのですが、何しろ512MBのメモリーが内蔵されているにも関わらず値段が3000円未満で購入できるところが最大の魅力です。
FMラジオ搭載
さらにFMラジオまで内蔵されているというのでこのコストパフォーマンスには驚かされます。また、この機種の最大の特徴は内臓のメモリー以外にSDメモリーカードを使ってメモリーを拡張することができる点です。下記サイトの情報を見てみると、2GBのSDメモリーカードにまで対応しているようです。
★MacBS’s Hot Price Blog: 【値下げ】SanDisk メモリプレーヤー SDMX2-512B-J65A
つまり内蔵のメモリーとあわせて2.5GBの容量にすることができます。現在、2GBのSDメモリーカードは国内メーカー品で4000円台を出せば購入することができます。
2GBのSDメモリカード搭載可能
実際に2GBのSDメモリーカードを装着したときの様子については下記のサイトに詳しく紹介されています。
★がらくた大作戦!: SanDisk SDMX2-512P-J65Aその後。
サンディスク社の公式サイトにある製品説明は下記のように記載されています。
本体の内蔵メモリだけでなく、SDカード(最大2GB)にも対応した新発想のデジタルオーディオプレーヤーです。1GBのモデルなら3GB(約1500曲 ※)まで拡張が可能です。SDカードにジャンル別アーティスト別など、次々とお気に入りの曲をストックすれば、自分だけの音楽ライブラリーが作れます。内蔵メモリーとSDカードの両方からお気に入りの曲を集めて再生できるプレイリスト機能や、聴きたい曲を素早く選べるジャンル別再生機能で、曲をスピーディーにコントロール。音質はSRS WOWテクノロジーで輪郭のはっきりとしたクリアなサウンドを実現。更に5種類のイコライザで最適な音質を選ぶことができます。グラフィック液晶ディスプレイはスタイリッシュなインディコブルーを採用しました。
・Micro-Soft「PlaysForsure」認定プレーヤー
・海外対応FMチューナー(20曲プリセット機能付)
・対応言語は、日本語、英語(デフォルト)、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語(繁体)、中国語(簡体)、韓国語に対応しています。
・カナル型(耳栓タイプ)ステレオイヤフォン付。
・アームバンド付。
※曲数は目安です。圧縮率と曲の長さによって異なります。
いろいろこの商品をレビューしているサイトがありますので、リンクを掲載しておきます。
★SDMX2-512B-J65A Dオーディオプレーヤー買ってみました ゴミ箱を空に…/ウェブリブログ
曲はタグで管理
大容量のポータブルメディアプレーヤーでは通常はフォルダ単位に管理をして選曲をできるようにしている機種が多いと思うのですが、この機種は「タグ」で曲を管理するようになっています。
あまりこのタグについては意識をすることがないと思うのですが、MP3やWMAに圧縮するソフトによっては自動的にアーチスト名や曲名、そしてアルバム名などをタグに設定してくれるソフトがあります。このようなソフトを使用している限りはうまくこのSDMX2を使いこなすことができると思います。このタグについては下記のサイトが参考になります。
★MP3のタグ情報について
また、このメモリープレーヤーにはカナル型のヘッドホンが付いてくるようなのですが、このヘッドホンの品質もなかなか良いようです。最近になって色々なブログでレビュー記事も掲載されるようになってきました。下記のサイトでは単4型乾電池を使用しているため、電池が切れてもコンビニなどで電池を買うことによりすぐにまた聞くことができることが利点としてあげられています。
★2980円激安MP3プレイヤー SDMX2 レビュー 2次元オタクのゲーム日誌
下記のサイトでは購入決意に至る経緯が書かれています。私も現在はMuvo2FMという機種を使用しているのですが、この機種は容量こそ5GBととても大きいのですが、ハードディスクが内蔵されていることもありバッテリーの保ちがあまりよくありません。この機種の中に入っているマイクロドライブという小さなハードディスクを抜き出してコンパクトフラッシュに換装してしまう裏技もあるようなのですが、正直言って、そこまでやるのならば、このような安価な機種を購入した方が安いというのが凄いところです。
★Cross The Rubicon[Blog Side]::Amazonの2980円MP3プレーヤーの実力を検証する 購入決意編
USB端子の保護カバーが安っぽい
下記のサイトではUSB端子を保護するカバーなどの作りが安っぽいことが問題視されています。透明なカバーをつけていると、このカバーから本体を出さないと、USB端子保護カバーを取り外すことができません。少し面倒くさいので、私の場合はこのUSB保護カバーについては外しっぱなしにしてしまっています。もしかするとUSB端子にホコリがたまってしまいそうなので、あまり良いことではないかもしれません。
低音の響き
下記のサイトではヘッドホンで低音がとても響くことを問題視されています。もしかすると、イコライザーの機能で低音が強調されているためかもしれません。デフォルトの状態では店頭で音が良いように感じさせる効果を狙ったためか、かなりドンシャリ傾向の音になっているようです。
★ねがてぃぶる
ジュースのおまけと比較できるように撮った写真が下記のサイトに掲載されています。この写真を見ると、本体がそれなりに小さいことが判ります。
★ナントカカントカ MP3プレーヤー
もう世の中はIPODだらけになってきているのですが、私はMuvo2を使ってきた関係もあり、圧縮済みの音楽ファイルをWMAで保存している関係で、変換しない限りはiPodを使うことができません。
今度は新しいiPod shuffleも発売されるので、よっぽど持っているファイルを全てAACに変換してiPod shuffleで使おうかなとも思ったのですが、今回はWMAのファイルもそのまま使用することができるこのサンディスク社製のSDMX2を活用していきたいと思っています。
商品が届いたら、また実際に使ってみての印象をレビューします。
(2006/10/25追記)
商品到着
商品が届きました。意外と早く到着して驚いています。段ボール箱から出してみると、プチプチシートに包まれていました。
プチプチシートを外してみると、製品の箱が出てきます。
製品の箱から中身を取り出してみました。安っぽいのかなと思っていたのですが意外と外装の質感は良いようです。材質はプラスチックなのですが、さほど悪くは無い感じがします。
他に本体を守るためのケースが付いています。こちらは透明なビニールでできていて、何となくレインコートのような感じです。
電源ON
電源を入れてみたのですが、買ってきたままの状態では中には音楽が入っていないようです。そのままでは聞くことができませんでした。仕方がないのでパソコンに接続して音楽ファイルの転送です。WMAで圧縮した音楽ファイルが多数あるので、この中から気に入った音楽を選んで本体に転送しました。
このプレーヤーはUSBケーブルでパソコンに接続しますが、接続すれば普通のリムーバルディスクとして認識されます。その状態でエクスプローラーを使い音楽ファイルをコピーしていけば大丈夫です。Windows Media Playerを立ち上げればPlayerからでも認識されるようですが、今回はこの方法は使いませんでした。
また、別に2GBのSDメモリーカードを購入し本機に突き刺して使用しています。ちょっと、SDメモリーカードが飛び出してしまうところはデザイン上今ひとつの感じもしますが、取り出すときに、少しだけ押し込む必要があるので、これをやりやすくするために、このようなデザインにしたのでしょう。2GBのSDメモリーカードは無事に認識をしてくれました。この状態でパソコンに接続すると、パソコンのエクスプローラーからは内蔵の512MBのメモリーと2GBのSDメモリーカードはそれぞれ別ドライブとして認識されます。つまり、音楽ファイルをコピーするときには、各々のドライブを選んでファイルをコピーしていく形になります。
SDMX2で再生するときには2つのドライブがあることを意識する必要はありません。それぞれのドライブに入っている曲がマージされた状態で表示される仕組みになっているようです。
あらかた音楽ファイルの転送が終わったところで、実際に音楽を再生してみました。まずは付属のインナーイヤー型のヘッドフォンを使用しての視聴です。このヘッドフォンは耳の穴の中に入れるカナル型のヘッドフォンなのですが、私の耳にはフィット感は良い感じです。
噂の通り、イコライザーが過度に調整されていて、特に低音が強調されていました。そこでイコライザーの調整です。まずは、SRS WOWという機能をオフにしました。これだけでかなり自然な音に戻ります。あとはイコライザーで周波数別に好みの音質に調整します。このイコライザーは62,250、1K、4K、16Kの各周波数をプラスマイナス13dbの範囲で調整することができる本格的なものです。低音域を少しだけ絞って高音域を少しだけ強調しました。素直な音質になった気がします。
SRS WOW
SRS WOWに関する詳しい情報を見つけました。各々下記のような効果があるようです。
WOWとは以下の3つの技術を融合した複合技術です。
1.SRS:SRS Labsの基幹技術である立体音響技術。
2.TruBass:パイプオルガンの低音再生技法を活用した、使用するスピーカーやヘッドフォンの
最低再生可能周波数(f0)以下の重低音を無理なく再生させる技術。
3.FOCUS:音像を縦方向に移動させると共に音の輪郭を明確にする技術。
WOWにおいては音の輪郭を明確にする効果を活用。
下記のサイトにデモが準備されています。
音響、音声技術&デモ-SRS WOW–SRS Labs, Inc. 音響と音声の技術提供
再生モード
音楽を再生する機能には下記の8種類のモードがあります。
全て再生
アーチスト
アルバム
曲
お気に入り
新しいミュージック
ジャンル
年
また、ランダム再生をする機能も付いています。下記の通りにメニューを辿っていけば設定できます。最初はランダム再生機能は無いのかな?と思っていたのですが、意外なところに設定メニューがありました。同じ階層にリピートの設定ができるようになっています。
MENU→設定→再生→シャッフル(ON)
また、FMラジオが付いています。地域の設定で海外か日本を選ぶことができるので、ここで日本を選択することによって日本のFMラジオ局が受信できるようになります。このラジオは意外によくできていて、うまくFM東京やNHK-FMを受信することができました。十分に実用になるようです。
ヘッドフォンをフィリップスのSBC-HE580に変更してみました。
多少、音質がクリアになった感じがしますが、音質の傾向に大きな違いは無いようです。付属のヘッドフォンもそれなりの品質を確保できているようです。3000円弱のポータブルオーディオプレーヤに付属するヘッドフォンとしては文句が言えないところでしょう。
(2006/10/28追記)
持ち歩き
今回はSDMX2を持ち歩いてみました。使用したヘッドフォンは標準で付属してきたカナル型のインナーイヤーヘッドフォンです。このヘッドフォン、持ち歩きにはあまり適さないようです。どうしても歩くと、ガサッガサという音が耳に聞こえてきてしまいます。電車などに乗って動いていないときには周囲の音も遮断されるので良いのですが一長一短という感じでしょうか。
出歩くときには、ゼンハイザー社のMX400というヘッドフォンを使用するようにしました。
このヘッドフォンは透明感のある音色なのですが、低音も意外とよく出ていてお薦めなヘッドフォンです。このゼンハイザーという会社はドイツで昔からヘッドフォン、マイクなどの製造をしている会社で、どちらかというとプロ用、業務用の器材を作っていた会社なので、製品の品質には信頼感があります。SDMX2との組み合わせもとても良いように思いました。今後はSDMX2とMX400の組み合わせをメインにして使っていこうと思います。
(2007/01/06追記)
その後のSDMX2
引き続き、このSDMX2を便利に使っています。購入した当初は透明なカバーが本体にピッタリと張り付いてしまって、電池の交換がとてもしにくかったのですが、使ってきた中でだんだんと馴染んできたようで、最近では電池の交換も簡単にできるようになりました。
乾電池の持続時間はなかなか長くて良いと思うのですが、それでもこのプレーヤーを使い続けていると電池の消費量が気になってきます。そこで、定評のある充電池、三洋のENELOOPをアマゾンで購入しました。単4型電池2本と充電器がセットになった商品があります。これならば、一本をSDMX2で使っている間に、もう一本を充電しておくという使い方が出来ます。
他にSDMX2のレポートを公開されている皆さんのページへのリンクを掲載しておきます。
★かるつぁんのてきとー日記:謎な仕様
★こんぶブログ~気ままな雑記帳: No.90 格安MP3プレイヤー
(2007/01/08追記)
このSandiskのSDMX2ですがファームウエアがアップデートできるそうです。なお、ファームウエアをアップデートすると中に入っているファイルが全て消えてしまうようですので、あらかじめバックアップをしておくことをお勧めします。失敗のリスクもあるようなので自己責任でお願いします。下記のサイトに詳しい手順が書かれていますので掲載しておきます。
★まよねーずがきらい – ちゃーむなっぷ
また、このSDMX2はUSB端子からの充電には対応していないのですが、USB端子につないでいる間はこのUSB端子から給電することが可能です。この機能を用いれば、SDMX2を据え置き用のプレーヤーとして使うことができるようになります。最近、コンセントから直接、USB端子に接続することができるアダプタが安価に販売されていますので、このような商品を用いると、なお便利に使えるかと思います。
(2007/01/27追記)
こちらのSDMX2を引き続き愛用しています。今ではSDMX2はほとんど売り切れてしまっているようで、新品が売られているのを見かけることはなくなってしまいました。しかし、このプレーヤーの後継機であるSDMX4のe700という6GBものメモリーを内蔵した商品の値段がかなり下がってきています。この機種のレポートは下記のページで紹介しています。
コメント
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