またまたアマゾン関係の話題なのですが、IBMが販売しているインターネット翻訳の王様というソフトウエアが定価の71%引きに相当する2,980円で売られていました。
IBMのソフトウエアはそんなに特売されることが無いと思っていたのですがこの割引率は異常です。このソフト、ずっと昔に購入して使っていた時期があります。基本的には英語のサイトにいったときにこのソフトがインストールされていれば日本語に翻訳してくれるというソフトです。もともとのホームページのレイアウトを崩さずに日本語に翻訳してくれるので、素晴らしいソフトだと思いつつ使っていました。
レイアウトを崩さずに翻訳する技術
しかし、最近になって状況は変わってきています。例えば、グーグルですが、検索結果に英語のサイトが表示されているときには、タイトルの横に [ このページを訳す BETA ]というリンクが出ています。なんと、このリンクを押すと、日本語に翻訳されたページが出てきてしまいます。
インターネット翻訳の王様と同じように元のサイトのデザインを崩さずに、文字だけ日本語に翻訳をしてくれるので、とても便利です。グーグルがこの機能を提供してくれてからというもの、翻訳ソフトを使うことは少なくなってしまいました。
上記のインターネット翻訳の王様は2002年に発売されたバージョンのようでかなり古いソフトです。もはや、パソコンにインストールされた翻訳ソフトでインターネットのホームページを翻訳する時代は終わって、サーバー側で翻訳するのがこれからの主流になるのでしょう。しかもこの機能はグーグルを代表に無料で提供されています。インターネット翻訳の王様が特売されているのにはこの辺の理由があるからなのかという気がします。
【2024年9月27日追記】
日本語翻訳は今となってはコモディティ化された技術に
このエントリーを公開してから20年近くが経過します。この期間に機械翻訳技術は目まぐるしく発達して、元々の英文を流暢で違和感のない日本語に簡単に翻訳してくれるようになりました。しかも、インターネットをブラウザで閲覧しているときに、簡単に翻訳をすることができてしまいます。もはや別売りの翻訳ソフトを購入する必要すらなくなってしまいました。
このエントリーを公開した当時はこのように技術がコモディティ化する転換点にあったことから、インターネット翻訳の王様のようなソフトウェアが安く販売されていたのかもしれません。
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インターネット翻訳の王様 バイリンガル Version 5
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