プレイステーション3はゲーム機というよりは最早、パソコンに近い性格の製品になっています。実際、Linuxについてはプレイステーション3の上で動かしたという報告が方々にあがっています。
そして、今度はプレイステーション3の上でWindows XPを動かしたという報告を見つけました。一体、どうやって動かしたのかと記事を読み進んでみると、Linxの上でWindows XPをエミュレートしながら動かすというかなりの力業です。
下記のサイトで紹介されているのですが、そこから先には実際にWindows XPが起動するまでのビデオにリンクが貼られています。
ついにPS3でWindows XPが動作成功 – GIGAZINE
そのリンク先のビデオを見てみました。最初はLinux(Fedoracoreでしょうか)が開始されるプロセスが映ります。このLinuxを起動するプロセスについてはさほどストレス無く立ち上がっているように見えます。普通のパソコンと同等の能力があるのではないでしょうか。
そしてLinuxが立ち上がったあとに、いよいよWindows XPが起動されます。いつものWindows XPの起動プロセスではあるのですが、とても遅いです。プレイステーションの能力が劣っているわけではなく、Linuxの上でエミュレーションをしていることから仕方がないことなのでしょう。
ようやくのことでデスクトップ画面が立ち上がりスタートメニューが左下にうつるのですが、そのスタートメニューの上にカーソルを持っていってもずっと長い間、砂時計になってしまいます。数分程度たってからやっと砂時計が消えて、スタートメニューが表示されました。
正直言って、このWindows XPの上でアプリケーションを使ったとしても、ほとんど使い物にならないものと思われます。実用的には?かもしれません。プレイステーション3で搭載しているCPUの上でそのままWindows XPを動かすことができれば、もっともっと早くなるかとは思いますが、これもたぶん実現されないでしょう。
そうは言っても、Linux自体もOFFICEソフトも現れてきて、デスクトップOSとして十分に使うことができるものになってきました。もしかすると、暫くすれば、プレイステーション3の上でLinuxを使うことは一般的になっていくかもしれません。
コメント