日経新聞を読んでいると、2006年のゲームソフト売り上げベスト10のうちなんと8本が任天堂のゲームソフトだったそうです。これらの8本はポケットモンスター ダイヤモンドパール、もっと脳を鍛える大人のDSトレーニングなど任天堂DS向けのゲームソフトだったそうです。今年の任天堂はやはり強かったです。
任天堂以外で入賞した中で順位が高かったのはソニーのプレイステーション2向けソフト、ファイナルファンタジーXIIが五位です。
一昔前であればプレイステーション2が圧勝だったのですが、いかに任天堂DSの人気が上がったかが良くわかります。今までゲーム機というと子どもなど一部の人に限られていたかと思うのですが、大人など色々な年代の人に門戸を広げるようなソフトが充実したことが大きな要因だったのでしょう。
一方で次世代機と言われるゲーム機の販売合戦でも、現時点では任天堂Wiiの圧勝が伝えられています。ソニーのプレーステーション3は主要部品の量産に問題があって供給量が順調に立ち上がっていないことが一つの課題と伝えられていましたが単に供給量が少ないから売り上げが上がらないわけでもないようにも見えます。
というのはアマゾンでの販売状況を見ていると、Wiiはアマゾンにカートが出てくるたびにすぐに無くなってしまうのですが、PS3については20GBモデルでも60GBであっても、かなりの時間、在庫が残っていることが多いためです。(この記事を書いている時点でも20GBモデルについては在庫がありました。
PS3はゲーム機として気軽に手を出せる値段ではない上に、まだまだPS3用のソフトウエアの種類が少ないことも原因だと言われています。そしてそのソフトウエアがなかなか充実しないのも、PS3の機械の能力を十分にいかすソフトウエアを開発するのに必要な開発費および開発期間が従来のソフトにも増して大きくなっているためです。
この調子だと、来年の前半についても任天堂圧勝の状況が続くものと思われます。あとは、プレイステーション3の能力を生かした魅力的なソフトウエアがどの程度充実するかによって、来年下半期の販売競争もどちらが勝つのか決まることになるのでしょう。再来年以降はプレイステーション3自体のハードウエア価格がどの程度下げられるかも重要かと思います。
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