先日、MovableTypeの3.34英語版がリリースされたばかりですが、続いて日本語版がリリースされました。SIXAPARTでもリリースの案内がされています。
★Six Apart – Movable Type News: Movable Type 3.34日本語版の提供を開始
今回のアップデートではかなり色々な修正が施されています。
3.33-jaから3.34-jaの変更点
★FastCGIサポートの向上
Apacheのmod_fastcgiおよびmod_fcgidで動作させる際の設定が簡略化されました。
★スキーマバージョンの訂正
USで公開された3.34のベータ1において誤ったスキーマバージョンが設定されていたのを、正しいものに戻しました。3.33と3.34の間でデータベーススキーマに変更はありません。
★不正なHTMLタグによるスクリプト実行の可能性
ある種の不正なHTMLタグを入力することで、クロスサイトスクリプティングを可能にする不具合が存在していました。この不具合を修正しました。
★MTCommentPreviewIsStaticテンプレートタグの機能を利用したスクリプト実行の可能性
MTCommentPreviewIsStaticの機能を不正に使用することで、クロスサイトスクリプティングを可能にする不具合が存在していました。この不具合を修正しました。
★NoFollowプラグインの無効化またはアンインストールに伴うサニタイズ処理の不具合
NoFollowプラグインを無効化またはアンインストールすると、コメントとトラックバックのサニタイズ処理が正しく行われない不具合が存在していました。この不具合を修正しました。
★再構築オプションの表示
プラグインで追加された再構築オプションが正しく表示されない不具合が修正されました。
★プラグインのアップグレード機能の改善
プラグインのアップグレード機能が正しく動作しない場合がありました。この不具合は修正されました。
今回はセキュリティ関係のアップデートもされていますので、早々にこのサイトについてもアップデートをしてみました。
既にMovabletypeをインストールされている環境でのVer3.34へのアップデートの方法はこちらのページに詳しく紹介されています。
★Movable Type 3.3 マニュアル – 既存環境からのアップグレード(Linux, BSD, Mac OS X)
実はこのページを見つけられずに、自分流でアップデートをしてしまいました。念のため、サーバー上のMTディレクトリ内にあるファイルを全てパソコンへFTPを使って待避しました。そして、ダウンロードしたVer3.34のファイル群をそのままFTPでサーバーへ上書きインストール(転送)をしました。このままで、MT.CGIにアクセスしてみたところ、特にアップデートプロセスは走ることなく管理画面がすぐに出てきました。
正規のアップデート手順とあとから比較してみると、アプリケーションディレクトリとスタティックディレクトリの中身を空にするという手順と環境設定ファイルの中に1行追記する手順がもれています。後者はあとからでも対応した方が良いと思い、マニュアルにある「AltTemplate feed results_feed.tmpl」の1行をMT-CONFIG.CGIに入れようとすると、一番最後の行に既に同じ文言が追加されていました。この行が無かった場合には自動的に追加してくれるようになっているのでしょうか。
とりあえず、アップデートは出来ているようなのでこのまま使用してみようと思います。特に再構築時間が短くなってくれていると嬉しいのですが、暫く使ってみて、気がついたことがあれば追記しようと思います。
コメント
MovableType 3.34英語版 リリース
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