ネットで紙面のように見える産経新聞「産経Net View」

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産経新聞

 ブロードバンド化、常時接続が進んで、雑誌などは徐々に苦戦が強いられていますが、新聞にもインターネットの脅威は及んでいるようです。既に各新聞社についてはネット上にニュース報道サイトを開設して、無料でニュースを配信しています。

 紙で発売される新聞と違うところは、ネットで配信される情報はいわゆる三面記事が主体で、社説など、大部分の解説記事が省かれているところでしょうか。

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変化するネット配信の新聞

 そんな新聞のネット配信についても、状況が変わりつつあるようです。バリューコマース社のサイトを見ていると、産経新聞が紙面のイメージをそのままでネット配信をしています。その名も「産経Net View」このサービスは有料なのですが、特に驚いたのは「安い」ことです。当日の紙面だけが読むことができるコースは月額315円、そして過去1週間分の紙面が読むことが出来るコースが420円です。

 パソコンの小さな画面では、紙面をそのまま読めたとしても読みにくいのではないかとまずは思ったのですが産経新聞のサイトでは無料試用版を提供しています。この無料試用版を使ってみました。私が見た時点では平成19年の1月5日の紙面が試用版として使えるようになっていました。

 特に特別なソフトウエアは意識してインストールしなくても、画面に紙面が表示されました。操作方法はほぼPDFのアクロバッドリーダーと同じような感じです。カーソルは紙面をつかんで好きな方向に紙面を動かすことができます。また、つかんでいる部分の記事には枠に色がついて、自分が今どの記事を読んでいるのかが判るようになっています。紙面は広いので、紙面を画面上で動かしているうちに、自分がどこを読んでいるのか判らなくなってしまうことを防ぐための仕組みなのだと思います。思ったよりも紙面を軽い環境で閲覧できて、そんなに違和感がありません。これならば十分に実用の範囲だと思います。

 FAQを読んでみると、下記のことが書かれていました。

  1. コンテンツは産経新聞社が提供するが料金の徴収や購読手続きは提携プロバイダが実施する。
  2. 提携プロバイダは2006年10月現在、AII、@nifty、OCN、BIGLOBE、So-net、eonetの6社。
  3. 上記プロバイダを使っていなくても、 AII、@nifty、BIGLOBE、So-netの4社は回線契約が必要ないコンテンツの購入が出来る無料会員制度があるので、この会員になれば大丈夫

この動き、他の新聞社にも広がっていくような気がします。

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