東八道路は甲州街道の北側を三鷹市の牟礼(下本宿付近)から国立に向けて、東西に結んでいる道幅の広い道路です。道路の復員が30メートルあるので、30m道路とも呼ばれています。この道路の東側は現在のところ工事をしていて、さらに西に向かって伸びようとしています。Wikipediaによれば2009年に牟礼橋まで伸びることになるようです。
玉川上水の豊かな自然
東八道路は牟礼橋まで延伸したあと、今度は玉川上水に沿って道は延びていき、中央自動車道の下道に接続されるようです。牟礼橋から上高井戸にかけての玉川上水は豊かな自然に囲まれた場所なのですが、この玉川上水の両側に東八道路が通ってしまうと、かなり大きく景観が変わってしまいそうです。ちょうど、三鷹駅から北西方向に行ったところは玉川上水の両側に車道がありますが、これをもっと道を広くして交通量を増やしたような感じになってしまうのでしょう。
牟礼の付近は玉川上水の景観の中でも特に良い雰囲気を持っている場所なので残念でなりません。下の写真は牟礼橋を過ぎて上高井戸方面を見た写真になります。緑豊かなことが判ると思います。
できればこの玉川上水の緑道は、今のまま、そっとしておいて欲しいのですが、本当に開発をせざるを得ないのでしょうか。
【2009/07/15追記】
狭い下本宿通り
東八道路は下本宿のあたりで急に道が細くなって下本宿通りとなり、久我山ゴルフ練習場を過ぎた後、グニャグニャと非常に狭いところを曲がり、久我山病院の横を通って中央自動車道の下に出ます。そのまま中央自動車道(首都高速道路)の下を走っていくと、高井戸インターチェンジへと出ることが出来ます。この道路はなかなか便利ではあるのですが、混むこともあるので注意が必要です。
この周辺では東京外環自動車道の東八道路インターチェンジも出来る計画があります。外環自動車道自体は深い地下を通ることになるようですが、インターチェンジではクルマが地上に出てくる形になります。この辺では南北の方向の移動は非常に不便ですので、外環自動車道が出来たら間違えなく便利になるはずですが、この辺の周辺環境がどの程度守ることが出来るのかが気になるところです。
【2018年12月20日追記】
一部に変化
久しぶりに東八道路から高井戸インターチェンジまで行く機会がありました。今回は大きな変化がありました。下本宿通りを真っ直ぐに行って中央道の下に行ったところは以前は側道を通って高井戸インターチェンジまで出るようになっていました。
ところが今回通ったときには中央道の高架下を通行するように変更されました。もしかすると、もうまもなく玉川上水沿いの工事区間が開通に向かって動いているのかもしれません。
【2020/08/02追記】
東八道路東側区間完成
とうとう東八道路から環状8号線まで接続されました。
以前からある高架で環状8号線を越えれば甲州街道まで簡単に出ることができます。これで東八道路が当初の計画通りに甲州街道のバイパスとして一歩近づくことができたのではないかと思います。あとは新府中街道接続地点から日野バイパスまで接続されれば、快適に八王子まで行くことができるようになります。
問題は東八道路自体が渋滞しがちになってきたことです。たとえば、吉祥寺通りから三鷹通りに至る区間は渋滞していることがとても多いです。三鷹通りから西の区間もロードサイドにお店が多くできた影響で道が混雑しがちです。
本当は三鷹通りとの交差点を立体交差にできれば良いのですが、これがもし難しいのであれば、単に東八道路から三鷹通りの南行き方面に左折するための専用車線を設けるだけでも渋滞が緩和できるのではないかと思います。
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