NEC EXPPRESS 5800/110Gdが届いた

　１０日ほど前に注文していたNECのエントリーサーバー、EXPRESS 5800/110Gdが昨日、自宅に届きました。購入までの経緯は下記のページに書いてあります。

　★ＮＥＣの激安なサーバーを購入してみる (Express5800/110Gd)

　結構、箱は大きく下の写真のような感じです。

　箱には一人で持ち上げると腰に負担がかかるので二人で持ち上げるように注意書きが書かれていました。エントリー系のサーバーながら、しっかりとした作りなので、確かにかなり重いです。

　箱から本体を取り出しました。サーバーというとゴッツイ印象がありますが、このNECのサーバーは普通の部屋に置いてもそんなに違和感がありました。サイズはミドルタワーといった感じです。

　５インチデバイス用には２つの外部ベイがあります。１つには最初からＤＶＤ－ＲＯＭドライブが実装されていますので空きは一つになります。３．５インチベイはも二つの外部ベイがあります。

　普通は３．５インチの外部ベイは１つしか無い場合が多いので、２つというのは気が利いていると思います。ほかにハードディスクなどを収容するための内部ベイも十分にあります。ドライブ類の拡張性には不満はありません。ドライブを収容する部分にはカバーがついていますが、このカバーを開くと下の写真のような状態になります。

　私はあいていた一つの外部ベイには書き込み可能なＤＶＤドライブを１台増設しました。ＩＤＥケーブルは１本、もともとついているのですが、このケーブルには１台のＩＤＥ機器しか接続できません。そこで、昔買ったマザーボードに付属してきたＩＤＥケーブルを探し出してきて接続しました。

　はじめから付属してくるＤＶＤドライブはマスターに設定されているので、後から増設したＤＶＤドライブはスレーブに設定しました。

　ＤＶＤドライブを増設するためには前面のパネルを取り外すことで簡単にベイへ取り付けることができるようになります。

　前面上部に２つ分のUSBポートがついているのも使い勝手が良さそうです。

　裏面を見ると、電源ファンのほかに二つのケースファンがついています。さすがサーバーとしての用途を想定しているだけあり、しっかりとしています。

　端子類はパラレルポート、ＶＧＡ接続用のポート、PS2キーボード用ポート、PS2マウス用ポート、ＵＳＢポートなどがあります。パソコン代わりに使用するためにはオーディオ系の端子やIEEE1394の端子あたりが本当はほしいところです。

　側面のパネルを外すためのネジは、手で回すことができるネジになっています。これもちょっとした気配りですが、ケースの中にアクセスがしやすくなるので、大変に良いと思います。

　続いてケースの中の写真も紹介しておきます。マザーボードの全景は下の写真のとおりです。ＣＰＵファンが異様に大きいのが判ります。

　ＰＣＩスロットは２つ、そしてPCI EXPRESSのX8スロットが２つついています。X16スロットが無いので、ビデオカードの増設には難儀しそうです。

　ＰＣＩスロットにはサウンドカード（Sound Blaster Live!）を１枚、そして、アルファデータ社のIEEE1394ボードを１枚差し込みました。以前使っていたパソコンからの流用です。

　このＰＣＩカードを差し込もうと思ったときに問題点が一点発生しました。うまく差し込むことができません。よくよく観察してみると、ＰＣＩカードが外れることがないように、しっかりと固定するためのアダプターがついています。このアダプターを外すと、今度は簡単にＰＣＩカードを差し込むことができました。ＰＣＩカードを差し込んだ後にさきほどのアダプターを再度取り付けると、今度はＰＣＩカードがしっかりと固定されました。これもサーバーならではの気配りなのでしょう。

　メモリは５１２ＭＢのECC対応製品が１枚ささっています。メモリースロットは全部で４スロットあるので、あと３スロットあいています。その下にはSATA用のコネクタが４つ見えます。

　付属品はSATAの接続ケーブルが４本、ＰＳ２マウス、ＰＳ２キーボード、太い電源ケーブルです。

（2008/09/25追記）

　現時点では下記の機種がNTT-Xストアで安売りされていますので紹介しておきます。この追記を書いている時点では送料無料で10980円という信じられない値段になっていました。普通であればケースしか購入できないような値段ですが、きちんとマザーボードや光学ドライブ、CPU、ハードディスクが付いてくるのでサーバーやパソコンとして動作します。