昨日届いたNEC EXPRESS 5800/110GdにWindows2000をインストールします。本来であれば、付属のCD-ROMからサーバーを起動して、そのメニューからOSをインストールしなければいけなかったようなのですが、マニュアルのその部分をあまり気にしていなかったために、WINDOWS2000のマスタCDをCDVD-ROMドライブに差し込み、そこから起動してインストールを始めました。
本来、このサーバーではサーバー系OSしかメーカーサポートはありません。今回導入したWINDOWS2000については完全にメーカーサポート外です。従ってマニュアルにもWINDOWS 2000を使用する場合のことはほとんど書かれていないのですが、ふつうのパソコンにインストールするときと全く同じように手順が進んでいきます。
最初の関門はハードディスクのパーティションを切る部分です。320GBのSATAハードディスクを接続しているのですが、130GB以上の領域を認識してくれていないようです。これは昔、どこかで読んだ気がします。初期のWINDOWS2000では130GBの容量までしか対応しておらず、最新のサービスパックをインストールすることで全領域を認識できるようになったはずです。
そこでパーティションは130GBぎりぎりで一領域を切っておき、あとでサービスパックをあてたときに残りの領域を別パーティションとして切っておくことにしました。
WINDOWS2000のマスタCDからのインストールが終わったところで、WINDOWS UPDATEに接続するためにIEを起動してインターネットに接続しようとしたところ、全くつながりません。LANケーブルは差し込んだはずなので、ハード的な問題ではないはずです。
デバイスマネージャーでネットワークデバイスの状態を確認したところ、見事に黄色いびっくりマークがついていました。ほかのデバイスにも多数の黄色いびっくりマークがついています。下の写真がWINDOWS2000をインストールした直後のデバイスマネージャーの表示状況です。
何のデバイスなのだか皆目見当がつかないので、サーバーに付属してきたCDをドライブにマウントして、CDから適合するドライバを自動的に捜してインストールする方法でドライバを見つけてみました。ネットワークのほかにビデオデバイスについてもこの方法できちんと検出してくれました。まずは好調です。
WINDOWS2000のインストールが終わった後も、今度はサービスパックをインストールしたり、各種セキュリティパッチをインストールする作業が待っています。結局、5回程度は再起動したのではないでしょうか。新しいコンポーネントなどをインストールするたびに、そのコンポーネントに対応したセキュリティ差分がWINDOWS UPDATEでまた候補として表示されてしまうので、終わりがなかなか見えず、これも大変な作業でした。
アプリケーションについてはフリーソフトが主体です。ウイルス対策ソフトはAVAST4をインストールし、レジストして送ってもらったライセンスキーを設定しておきました。ほかに一太郎+ATOK、動画関連ソフト、DVD焼き付けソフトなどをインストールし、無事にパソコンとして動作する状況まで持って行くことができました。
全部のインストールが終わった後でベンチマークソフトの定番、HDBENCHを走らせてみました。この測定結果の写真を掲載しておきます。
実際にインストール作業が終わった後のパソコンを色々と使いこんでみました。想像していたことではありますが、従来使用していた.PENTIUM4 2.26GHzのパソコンと比較して、体感的にそんなに早くなった感じがしません。このサーバーにはCELERONの3GHz弱のCPUしか搭載されていないので、こんなものなのでしょう。CPUの交換について積極的に検討していこうと思います。
(2008/09/25追記)
現時点では下記の機種がNTT-Xストアで安売りされていますので紹介しておきます。この追記を書いている時点では送料無料で10980円という信じられない値段になっていました。普通であればケースしか購入できないような値段ですが、きちんとマザーボードや光学ドライブ、CPU、ハードディスクが付いてくるのでサーバーやパソコンとして動作します。
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