CNET Japanを読んでいると、グーグルがペイパービューアクション型の広告サービスを限定的に開始するという発表をしたという記事がありました。
今までのグーグルアドセンスでは、アドセンスの広告をそれを見たユーザーがクリックさえすれば報酬が手にはいるというサービスでした。
今度のペイパービューアクション方式のサービスは、広告をクリックして該当のサイトに移った後に、メルマガに登録するとか、商品を購入するといったアクションが発生した場合に限り、報酬を受け取ることができるというサービスです。
アクションが発生しない限り報酬が発生しないので、今までのアドセンスよりは報酬を得ることができる回数は減ってしまうことが想定されます。10回のクリックに対して実際に報酬につながるアクションに結びつくのはその1/10、1回になってしまう可能性があるからです。反面、1回のアクションが発生すれば、そのときに支払われる報酬額は大きくなるはずです。
このペイパービューアクション方式は今までのクリック型の広告をさらに進化させたものです。クリック型広告では不正クリックを防ぐのが大変でしたが、ペイパービューアクション方式の広告ではクリックだけでは報酬が発生しないので不正クリックを心配しなくても良いようになります。
ペイパービューアクション方式はアフィリエイト業界では今となっては特に目新しいシステムではありません。すでに日本でもバリューコマース社やファンコミュニケーションズのA8.net、リンクシェア社、楽天アフィリエイト、トラフィックゲートなど色々な会社がペイパービューアクション方式の広告システムを配信しています。
私自身、これらのアフィリエイトサービスプロバイダーに加入して、色々な会社のバナー広告を入手できる環境を整えています。どのアフィリエイトサービスプロバイダーにも配信されている広告の種類に色々な特徴があります。それぞれの会社の持ち味をいいとこ取りするのがコツかもしれません。
問題は今度新しくサービスを開始するグーグルのサービスがどんなものになるかです。グーグルアドセンスが検索システムと連動しつつ大きく勢力を伸ばしていったのと同様に新サービスもドンドン大きくなっていった場合、「この新サービスの提供が拡大されるにつれ、大規模なアフィリエイトネットワークから多くのウェブサイト運営者が脱落していくと思う」と文章もCNETの記事には見られます。
★グーグル、ペイパーアクション型広告サービスのテストを開始–ブロガーの反応は – CNET Japan
もしも、色々な会社がこのグーグルの新サービスを介して広告を配信し始めると、この記事の通りになるかもしれませんが、既存のアフィリエイトサービスプロバイダーも大きな勢力を持っているので、すぐに勢力地図が塗り変わることはないのではないかという気もします。
今後の状況については、全てがグーグルが新しく始める広告システムの内容によるところが大きいと思います。まだテスト開始ということですので、日本の普通のユーザーが利用できるようになるのは、まだまだ数ヶ月先のことかもしれませんが、どんなサービスがグーグルによって運営されるのか、今からとても楽しみです。
コメント
きょうは臨機応変?管理人がユーザーが想定しなかった。
反面ここに臨機応変?管理人とリンクしなかった。