パソコンではネット上の仮想社会を体験できるセカンドライフが流行っていて、そろそろ日本語版の提供も始まると言われていますが、そんな仮想社会のPS3版、ホームというサービスが今年の秋から始まるようです。下記の記事では実際の画面イメージが表示されていますが、これを見る限りはセカンドライフとそっくりな画面イメージに見えます。
★asahi.com:PS3版「セカンドライフ」 ネットに仮想空間、秋から – ビジネス
PS3の専用ネットサービスであるため、セカンドライフ等、ほかの仮想空間サービスとの互換性は無いようです。従って、賑わうのか、ゴーストタウンとかすのかは全てはプラットフォームのプレイステーション3がどの程度売れるかにもかかっています。(セカンドライフではすでに440万人もの人が会員登録しているそうです)
セカンドライフも買い物などを仮想空間で使用しない限りは無料で楽しむことができますが、こちらのソニーのサービスでも同じコンセプトで無料で楽しむことができます。PLAYSTATION STOREからソフトを無料ダウンロード、インストールして楽しむことになるようです。
セカンドライフは一般的なパソコンで楽しむため、画面の大きさが限られてしまったり、パソコンの能力が低い場合には、ちょっと動作がスムーズでなかったりするのですが、プラットフォームをPS3に限ってしまえば、テレビの大画面で仮想空間を楽しむことができますし、PS3に最適化することで動作も快適になるのかもしれません。
すでにPS3上の仮想空間っぽいものといえば、トロとクロが活躍する「まいにちいっしょ」を思い出しますが、このソフトの動作を見る限り、かなりスムーズに動いています。このような3D空間での動きを表現するのはPS3のもっとも得意とするところなのでしょう。もしかしたら、セカンドライフを手持ちのパソコンで楽しむよりも、ずっと快適に動作するかもしれません。
(2007/03/10追記)
さらに詳しい情報が公開されていました。
★ソニーPlayStation Home発表 – Engadget Japanese
このホームというサービスを判りやすく言うと、「WiiのMii(似顔絵アバター)とXbox Liveの実績システムをあわせてSecondLife風味にまとめ、YouTubeやMySpaceをまぶしたもの」ということになるそうです。Xbox Liveの実績システムというものをあまりよく知らないので、この文章を読んでも私には?なのですが、やはりセカンドライフにとっては大きなライバルになる可能性があるということでしょうか。
この中を読んでいくと、何だかセカンドライフよりも楽しめるのではないかという気がしてきます。たとえば部屋に置く仮想BRAVIAからは映画の予告編のコンテンツが流れてくるのは、いかにもSONYらしい手法かと思います。もしかすると、仮想空間の中にある映画館に行ってお金を払えば、その映画館の中で新作の映画を見ることができるような気がします。
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