子どもが使用しているパソコンで突然の問題が発生しました。このパソコンはASUSTek社のP4S8Xというマザーボードを使用して自分でパーツを組み合わせて作成したパソコンです。
パソコンを起動したときに、WINDOWS2000のロゴ画面が出るところまでは行くのですが、暫く(ロゴ画面が出てから2秒ほど?)すると、突然、ブルーバック画面が発生してしまいます。英文字ばかりで読むのが嫌になってしまうのですが、「この画面を初めて見た場合には再起動する。追加したハードウエアがあればそれを外して再起動する。ハードディスクが壊れた可能性もあるので、CHKDSK /Fをやってみてほしい。それでもダメならばハードウエアベンダーに連絡をする」といったことが書かれていたようではありました。
このパソコンには最近、ハードウエアは追加していません。しかし、使用していないハードウエアはPCIにささっていたので、これを抜いてしまうことにしました。一つはCANOPUSのMTV2000というビデオキャプチャーボードです。このパソコン、以前はビデオサーバーとして使用していたので、そのときの名残でパソコンの中に入ったままになっていました。そしてもう一つは、有線LANのネットワークカードです。現在は無線LANに接続しているので、このNICに関しても今となっては無用の長物ということになります。
これらのボードをPCIスロットから抜いて、再度、パソコンを再起動しました。しかし、失敗です。全く同じ起動プロセスの箇所でブルー画面になってしまいます。どうも原因はそのほかの部分にありそうです。
今度はハードディスクを疑ってみました。CHKDSKを試してみます。回復コンソールはインストールしていなかったので、WINDOWS2000のマスタCDから起動して、回復コンソールを立ち上げました。回復コンソールはWINDOWSを立ち上げることなく、まるでMS-DOSのような画面を立ち上げることができる機能です。アドミニストレーターのIDとパスワードを要求されます。この認証をパスしたところでコマンドプロンプトが出てきます。この画面上で回復のために必要なコマンドを投入する形になります。
迷わず投入したコマンドはCHKDSK /Fコマンドです。しかし、パラメータが違うからヘルプを見ろというエラーメッセージが出てきてしまいました。そこで、CHKDSK /hでヘルプを見てみます。
chkdsk drive /p /r
指定したドライブを検査し、必要に応じてそのドライブの修復または回復を行います。また、不良セクタをマークし、読み取り可能な情報を回復します。次のオプションが使用できます。
/p : ドライブの完全チェックを行い、エラーをすべて修正します。
/r : 不良セクタを見つけ、読み取り可能な情報を回復します。
MS-DOS時代は/Fオプションだったような気がするのですが、回復コンソールでは違うのですね。
/PスイッチをつけてCHKDSKコマンドを実行しました。すると、すぐにエラーが見つかり修復したというメッセージが3つ出てきました。そのあとは25%あたりの表示までは順調に進んでいったのですが、そこから先は非常に時間がかかります。
そして、ようやく100%完了したところでパソコンを再起動してみると、今度はパソコンが完全に立ち上がるようになりました。やはりハードディスクに問題があったようです。物理的にハードディスクが壊れたというよりは論理的にファイルの管理領域に何らかの問題があったのでしょう。パソコンの電源が急に切断されて何らかの情報が完全に書き込まれなかったといったことが起因しているように思えます。まずはパソコンが立ち上がるようになって良かったです。
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ネットで調べてみると、回復コンソールに関する詳しい説明やコマンドに関する説明は下記のマイクロソフトの公式サイトに説明がありました。
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