NECのエントリーサーバーを最近導入しました。私が購入したモデルはOSがインストールされていませんでしたので、ウインドウズをインストールしました。サーバーは「EXPRESS5800/110GD」です。この付属CDを使ってネットワークデバイスなどのドライバを導入して、デバイスマネージャー上のビックリマークはほとんどを消すことができたのですが、最後まで2つだけビックリマークを消すことができないでいました。特にサーバーを使っている中では問題はなかったので、そのまま何もしていなかったのですが、今日、思い当たるところがあり試してみました。
このエントリーサーバーのマザーボードには主にサーバー用途用に開発されたINTELの3000というチップセットが搭載されています。このINTELの3000に必要な独自のソフトウエアをINTELが提供しているのではないかと思ったのです。そこでさっそく、インテルのサイトを探してみました。まずは、INTEL 3000のページを見てみます。ここには下記のような説明があります。
インテル® 3000 / 3010 チップセットは、デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー 3000 系、インテル® Pentium® 4 プロセッサー 600 番台、インテル® Pentium® D プロセッサー 800 番台および 900 番台、インテル® Celeron® D プロセッサーと組み合わせ、エントリー・レベル UP サーバー・プラットフォームの LGA775 パッケージに装着して使うことを想定して設計されました。このチップセットは、メモリー・コントローラー・ハブ (MCH) およびインテル® I/O コントローラー・ハブ 7 (ICH7) の、2 つのコンポーネントに分かれています。MCH には、プロセッサー、メインメモリー、PCI Express*、ICH7 とのインターフェイスとしての役割があります。ICH7 は第 7 世代の I/O コントローラー・ハブで、I/O 関係のさまざまな機能が組み込まれています。
インテル® 3000 チップセットは、1 ポートのPCI Express の 8 レーン (x8) に対応します。一方、インテル® 3010 チップセットは、2 ポートの PCI Express x8、または 1 ポートの PCI Express x16 のいずれかに対応可能です。
★インテル® 3010 チップセットおよび インテル® 3000 チップセット
上記のページには特に何かプログラムが提供されているということはなさそうです。そこで今度はダウンロードのページを見てみました。
すると下記のようなユーティリティがありました。
INF アップデート・ユーティリティー [INFINST_AUTOL.EXE] ( INF アップデート・ユーティリティー [INFINST_AUTOL.EXE])
英語のリリースノートを見てみると、下記のチップセットに対応していると書かれています。
* Intel® E7210 Chipset
* Intel® E7220 Chipset
* Intel® E7221 Chipset
* Intel® E7230 Chipset
* Intel® E7320 Chipset
* Intel® E7520 Chipset
* Intel® E7525 Chipset
* Intel® 6300ESB Chipset
* Intel® E8501 Chipset
* Intel® 848P Chipset
* Intel® 865G Chipset
* Intel® 865PE Chipset
* Intel® 865P Chipset
* Intel® 865GV Chipset
* Intel® 875P Chipset
* Intel® 910GE Express Chipset
* Intel® 910GL Express Chipset
* Intel® 910GML Express Chipset
* Intel® 915G Express Chipset
* Intel® 915P Express Chipset
* Intel® 915GV Express Chipset
* Intel® 915GL Express Chipset
* Intel® 915PL Express Chipset
* Intel® 915GV Express Chipset
* Intel® 915PM Express Chipset
* Intel® 915GM Express Chipset
* Intel® 915GMS Express Chipset
* Intel® 925X Express Chipset
* Intel® 925XE Express Chipset
* Intel® 940GML Chipset
* Intel® 943GML Chipset
* Intel® 945G Express Chipset
* Intel® 945GM Express Chipset
* Intel® 945GMS Express Chipset
* Intel® 945P Express Chipset
* Intel® 945PL Express Chipset
* Intel® 945PM Express Chipset
* Intel® 955X Express Chipset
* Intel® 955XM Express Chipset
* Intel® 975X Express Chipset
* Intel® 5000P Chipset
* Intel® 5000V Chipset
* Intel® 5000X Chipset
* Intel® P965 Express Chipset
* Intel® 946GZ Express Chipset
* Intel® 946PL Express Chipset
* Intel® G965 Express Chipset
* Intel® Q963 Express Chipset
* Intel® Q965 Express Chipset
* Intel® 3000 Chipset
* Intel® 3010 Chipset
きちんと最後の方にINTEL 3000がサポート対象に入っているので、このチップセットユーティリティをインストールしてみることにしました。
導入は非常にかんたんです。対象のファイルをダウンロードして実行するだけです。インストールが終わったら再起動を促されますので、その指示に従って再起動をしました。再起動を終わったところで、システムのプロパティからデバイスマネージャーを確認してみます。すると、今度は全てのビックリマークが無くなっていました。これで気持ちがよくなりました。
(2008/09/25追記)
現時点では下記の機種がNTT-Xストアで安売りされていますので紹介しておきます。この追記を書いている時点では送料無料で10980円という信じられない値段になっていました。普通であればケースしか購入できないような値段ですが、きちんとマザーボードや光学ドライブ、CPU、ハードディスクが付いてくるのでサーバーやパソコンとして動作します。
Express5800/110Ge(C/1.80G(512)-80) NP8100-1447YP2Y
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