液晶といえばシャープと言うほど、シャープの液晶技術には定評があるところです。
また、他社では外国産の液晶パネルを使用した製品がドンドン増えている中で、シャープは国内産にこだわって、産地までもをブランド化してしまいました。
その第一陣が亀山産です。この亀山工場にはシャープとしてもかなりのこだわりがあります。シャープの公式サイトには、吉永小百合を起用した亀山液晶物語というコンテンツまで公開されています。
★亀山液晶物語:シャープ
また、亀山工場の公式サイトまでありました。
こちらにはimpressの亀山工場訪問記という記事もあります。
★国内最大の液晶生産拠点「シャープ・亀山工場」訪問記
このような家電品の一部品を生産している拠点をこれだけ大々的に宣伝して、まるで餃子なら宇都宮、ラーメンならば旭川といったのりで、工場の拠点を一つの銘柄にしてしまうというのは今までの発想には無かった戦略だと思います。
そんなシャープが亀山に続いて堺に新工場を造ることを発表しました。2008年中にも工場を稼働させることを目標にしています。
シャープでは薄型大画面テレビの売れ行きが良いために亀山第二工場まで建築したにもかかわらず大型液晶パネルが不足気味で、新たな工場の建築を決めました。日経新聞の記事によれば2006年のシャープの液晶テレビの世界シェアは金額ベースで11.5%です。
今後は堺の新工場がフル稼働することでシャープの液晶テレビのシェアがどこまで伸びるのか、楽しみなところです。
(2007/05/19追記)
朝日新聞の夕刊を見てみると、「シャープ、堺も浮上」という見出しになっています。とすると、堺に工場を造ることについてはまだ最終決定に至っていないようです。
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