@niftyメールが容量を100MBから5GBに大幅拡張するとともに送信取消機能を新規提供

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NIFTY50

 私も使っているインターネット接続プロバイダー、@niftyが提供するメールサービスである「@niftyメール」が機能強化されました。

 今回の機能強化の最大の目玉は、容量が従来の100MBからなんと5GBに拡大されることです。従来はプロバイダが提供するメールサービスは付録といった感じで、どちらかというと容量が小さい場合も多かったのですが、Gmailなど大容量な無料メールサービスに人気が出て段々と流れが変わってきました。そして、今回の@niftyからの発表は大きな進展だと思います。

 また、今回のサービスでは@nifty会員以外のユーザーでも、登録無料のPLEASY IDを取得すれば無料で@niftyメールを利用できるようになりました。この場合はメール容量は3GBに制限されますが、それでも十分に大きな容量です。

 GmailLですら現在のところは2.8GBに制限されているようなので、今回の@niftyの発表は事実上は最大かもしれません。

2024年10月1日追記

Gmailは2024年10月1日現在では無料で15GBのストレージ容量があります。なお、この容量はGmail専用に単独で準備されたエリアではなく、「Googleドライブ」や「Googleフォト」、「Googleスライド」、「Googleスプレッドシート」などで保存される情報も含めての容量です。

 さらにメールの保存期限は無期限、メール1通あたりの送受信容量は20MBと実使用上は問題を感じる局面は特にないのではないかと思います。

2024年10月1日追記

@niftyにおけるメールの保存期限は受信後180日間に変更になりました。ただし、2019年9月30日以前に@nifty接続サービスに申し込んだ顧客のメール保存期間は無期限です。この無期限の対象になっている利用者でも、180日以上@niftyメールのご利用が無い場合、メール着信日から180日が経過したメールを自動的にメールサーバー上から削除されます。

 さらにおもしろい機能としては、送信したあとでメールを取り消すことができる「消せるメール」という機能を提供するそうです。この機能はメールを出す前に「消せるメール」として設定しておいたメールを、送信先のユーザーが読む前であれば取り消せる機能です。

 記事にも書かれていましたが、確かにnifty-serveが運営していたパソコン通信がサポートしていたメールシステムでは、相手がメールを読む前であればそのメールを消すことが出来ていました。そういう意味ではインターネットが普及したことで、若干、メールの機能についてはパソコン通信時代よりも機能が落ちていたことになります。

 実はMicrosoftのOutlookでメールの送受信をする場合には送信したメールを取り消したり、送信したメールを新しい文面で差し替えたりすることが出来るのですが、受信側でメールを読む順番を変えたりするとキャンセルしたはずのメールが読めてしまうこともあったりして、今ひとつの機能でした。これが@niftyのメールで出来るとなると非常に便利になるのではないかと思います。

 だいたいの場合は、メールの誤送信に気がつくのは、送信ボタンを押した直後であることが多いような気がします。

 従って、相手が読む前であれば取り消せるというのは有用な機能だと思います。この機能については今月中にはサービスが開始される予定だそうです。

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