吉祥寺の蒙古タンメン中本で看板メニューに挑戦

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蒙古タンメン中本とは?

 先日、吉祥寺にある「蒙古タンメン中本」というお店へ行ってみました。よくテレビなどで紹介されているのを見ていたのですが、吉祥寺にもあるということを聞いていて、前から行ってみたいと思っていました。このお店は無茶苦茶に辛いタンメンを看板商品にしているお店です。場所は吉祥寺駅の公園口を西荻窪駅の方面に行き、ブックオフの横の道をまっすぐと1~2分歩いたところの左側にあります。

お店の雰囲気

 今回は平日の12時15分ごろにお店に着きました。お店の中を見ると、カウンター席のみで、既に席は全て埋まっています。やはり、人気店であることは間違えなさそうです。お客さんはサラリーマン風の人や近所の会社のOL、そして学生風の人などが多いようで、1人から2人程度で来ているお客さんがほとんどです。お店を外から見ると、全体的に赤く装飾されているので、「辛さ」がアピールされています。店内に入ると、入り口から向かって左側に自動券売機があり、ここで最初に食券を購入する仕組みになっているようです。蒙古タンメンのボタンは一番左上の目立つところにあります。このボタンを押したのですが、食券が出てきません。何かおかしいのかな?と思って機械を見ていると、「決定」というボタンがあり、このボタンを押すことで食券とおつりが出てきました。複数のメニューを注文したときも1枚の食券に複数印刷されて出てくる仕組みになっているようです。

 10分程度待っているとカウンター席が空きました。席に座って食券を店員さんに渡すと、氷の入った水とポケットティッシュを渡されました。水は各席の前に大きなポットが置いてあるので、自分で自由におかわりをすることができます。調味料は大きな壷みたいなものに入っているものがあったので、「これは何?」と思いつつふたをあけてみると、中は唐辛子の粉末がいっぱい入っていました。辛い蒙古タンメンを注文してさらに唐辛子の粉をかける人がいるということなのでしょうか。ちょっと迫力に圧倒されました。

 目の前に貼られている紙を見ていると、初めてのお客さんは蒙古タンメンではなく「みそタンメン」を頼んだほうが良いようなことが書かれていました。これはもしかすると、とんでもないものを頼んでしまったかもしれないと緊張しながら蒙古タンメンが出てくるのを待っていると、5分ほどで蒙古タンメンが出てきました。

蒙古タンメンの味

蒙古タンメン

 初期の印象ではスープは唐辛子で真っ赤なのではないかと思ったのですが、実はそんなに赤くありません。味噌タンメンの上に辛くてとろっとした液体?がかけられているという印象です。確かに唐辛子の粉も見えるのですが、辛さの成分はそればかりではないようです。

 怖いなと思いつつ、数本の麺をすすってみると、思ったほど辛くありません。これならば、特に問題なく食べられるではないかと思ったのですが、徐々に辛さの効果は現れてきました。まず、身体全体があつくなってきます。そして、ジワリジワリと口の中や食道、胃のあたりがヒリヒリとします。そして、汗がダラダラと出てきます。蒙古タンメンを食べれば食べるほど、顔面に汗がしたたり落ちるようになってきました。なぜ、ポケットティッシュが配られたのか、よく理由が判ったような気がします。

 それでも、「辛くてもうこれ以上食べられない」といった辛さではありません。味自体はコクがあって美味しいので、どんどん食べることができますし、スープを飲むこともできます。麺を食べ終わるとスープの中に隠れている具を発掘しはじめたのですが、肉や野菜のほかにスライスされたニンニクが結構たくさん出てきました。このニンニクも味に深みを出すための隠し味になっているのだと思います。そんなこんなで、スープをどんぶりに半分程度残しつつも完食しました。水は5回くらいおかわりしたような気がします。この蒙古タンメンは辛いという印象よりは美味しいという印象のほうが強かったと思います。12時45分ころにお店を出ましたが、カウンター席はポツポツと席があいていました。

 この日はタンメンを食べた後も半日程度は口、食道、胃はヒリヒリとした感じが残り、身体もポッポとしていましたが、確かに病みつきになりそうな味です。また、機会を作ってぜひ行ってみたいと思います。

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