■ウイルス対策ソフトの動向
最近はパソコンを使う人のセキュリティに対する意識も高まってきたため、パソコンには必ずウイルス対策ソフトをインストールするようになってきました。また、ウイルス対策機能以外の総合的なセキュリティ対策を標準装備したソフトウエアも各種販売されています。
このようなセキュリティソフトは、Symantecの製品(Nortonシリーズ)とウイルスバスターシリーズが有名です。これらの老舗の会社は最近の新興の会社に対抗するため、高機能化やウイルスパターンファイルのタイムリーなアップデートなどを売りにして販売しています。
一方で新興製品では販売価格を安くしたり、1年経った以降の更新手数料を安く(または無料に)するような形でシェアを確保しようとしのぎを削っています。
■無料セキュリティソフトの登場
そんな高機能化と低価格化競争が進む中、ここ数年では無料のセキュリティ対策ソフトが配布されるようになってきました。AVGやavastといったソフトウエアがそれにあたります。これらのソフトウエアは、必要なユーザー登録をすればソフトウエアを無償でダウンロードして使用することができるようになります。
私は従来は「窓の杜 – avast! 4 Home Edition」を使い続けてきました。この製品は機能と軽さのバランスがちょうど良い感じで、メールソフトとの連携でも順調にウイルスをはじいてくれます。なかなかの使い勝手のソフトウエアで、これほどのソフトが無償で配布されているのは嬉しい限りです。
■キングソフト(KING SOFT)のINTERNET SECURITY FREE
そんな無償のセキュリティ対策製品に新しい仲間が増えました。キングソフト社の製品です。このソフトウエアはそもそもは2005年に日本で発売(Japan.internet.com Webテクノロジー – キングソフトが総合セキュリティ対策ソフトを発表、無償で100万本提供)を開始しました。もともとは中国で人気があったソフトを日本語版にした製品でした。
今回提供するされる「FREE」版は製品版と全く同じ機能を持ちながら、広告を表示することによって料金を無償にしたそうです。このソフトをインストールするときに年齢や性別、職業、居住地などの情報を入力するため、その人の属性にあった広告を表示できることが一つの売りです。
ソフトウエアの機能としては、アンチウイルス機能、アンチスパイ機能、不正侵入防止機能、銀行口座などの大事なデータの保護機能、フィッシング対策機能、OSやアプリケーションの脆弱性診断機能などが実装されています。
他のソフトではあまり聞かない機能も実装されているので、いったん私もダウンのロードして、パソコンにインストールをしようと思います。(パソコンにインストールする場合は他のウイルス対策ソフトはアンインストールをしておかないと干渉してしまって、メールの送受信に影響を及ぼしたり等の不都合が発生する可能性があるようです)
■動作環境
動作環境は下記の通りです。
<対応動作環境>
■OS:Windows Vista(32bit)/XP(Pro/Home/64bit)/2000(sp4)/ME/98SE 日本語版
■CPU:Pentium 200Mhz以上 HD:40MB以上
■メモリ:128MB以上(Vistaは1GB以上)
■画面解像度:800x600ドット、ハイカラー以上
■ハードディスク:40MB以上
■その他:インターネット接続環境(ブロードバンド推奨) (アップデートファイル受信のため。動作はスタンドアローンです)
■ダウンロードする場所
下記のページからソフトをダウンロードできます。
☆無料の総合セキュリティソフト/キングソフトインターネットセキュリティフリー
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