病院システムでATOKの採用などを受けてジャストシステムの株価が良い感じ

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一太郎

 ジャストシステムの株価が3月頃からずっと元気が無かったのですが、ここ数日、急激に株価が回復してきました。一時期は1株400円程度にまで株価が下がっていたのに対し、今日の終値は871円です。

 底値のときに株をいっぱい買っておけば、資産を倍にすることが出来たなどと今更考えても後の祭りではあります。

 徳島大学病院が電子カルテシステムにATOKを採用したとか、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)を扱うために必要なXMLのフレームワークをジャストシステムが提供するとか、明るいニュースが出ていることが、株価を押し上げている要因だと言われています。

 *:XBRL:各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXMLベースの言語

 ジャストシステムは本来は日本語変換ソフトでの確かな実績、そして日本語ワープロソフト一太郎でオフィス用ソフトウエア製品では一時期はデファクトスタンダードの実績を築いた製品ではあります。

 しかし、その後、WINDOWSの普及とともにマイクロソフトのオフィスにワープロなど統合オフィスソフトウエア製品にシェアを奪われ、一太郎の売り上げに陰がさしてから、少々元気が無くなってしまいました。

 その後、会社の新しい技術基盤として開発が進められているXFYフレームワークで、どの程度、会社に元気が出てくるか、先行きが楽しみです。

 他にJASDAQの新興市場株の状況を見ると、ジャストシステムの動向とは逆に楽天の元気がありません。

 TBS株に関連して村上ファンドとの関係があったのではないかと報道があったことが安値の原因ではないかと報じられています。

 実際のところはどうだったのでしょう。逆に楽天に関しては、東京都民銀行が楽天内に支店を開設するという明るい報道もあるので、ぜひ今後は株価が上がって欲しい企業の一つです。

 Yahoo!など他の新興市場株も軒並み安値を更新しているようなので、新興市場株全体の元気が無いようですが、ぜひ盛り返してほしいところです。

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