築地の聖路加国際病院で4回目の人間ドック

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 今日は築地にある聖路加国際病院で一日人間ドックを受けてきました。聖路加国際病院で人間ドックを受けるのは今年で4回目になります。行きは地下鉄有楽町線の新富町駅で降りて歩いてみました。約10分ほどで聖路加国際病院の建物につきます。聖路加国際病院には1933年に出来た旧病院棟、1992年に出来た新病院棟、そして1994年に出来た、もっとも隅田川沿いにある聖路加タワーの3種類の建物があります。聖路加タワーの隣には聖路加レジデンスという38階建てのビルも建っています。

このうち、人間ドックを実施している予防医療センターは聖路加タワーの3階にあります。

聖路加タワー
聖路加タワー

 まず、3階について予防医療センターのフロアーに入ると、そこはソファーなどが並べられてロビーのようになっていて、手前に案内をする人が立っています。その人に自分の集合時間を伝えると番号が書かれている札をくれます。この札を持ちながら番号を呼ばれるのをロビーで待ちます。ロビーには雑誌なども準備されているので、退屈しないで待つことができるようになっています。

 私のときは10分ほどで自分の名前を呼ばれました。 カウンターで聖路加病院の受診カードや人間ドックの案内文書、そして前日までに記入しておいた問診票などを出します。そして、今度は別のカウンターに行って自宅で準備してきたものを出して、まずは人間ドック開始前の問診です。昨日の夜9時以降に何も食べていないか、胃カメラをのんだときに何か異常があったら生体組織検査をするか、胃カメラを飲むときに鎮静剤の注射をするか否か、薬のアレルギーはあるか等を聞かれます。ここで一通りの質問に回答すると更衣室で着替えになります。

 更衣室では館内着に着替え、靴も脱いでサンダルをはきます。貴重品なども全てロッカーどの中にしまって、4階へ階段で上ります。4階は聴力検査、視力検査、眼圧、眼底、体重、肺機能、体脂肪、身長、血液検査、内臓超音波診断、骨密度などの検査室が並んでいます。検査が終わるたびに全てがコンピューターに記録されていくような仕組みになっています。一つの検査が終わると、係の人がすぐに次の検査室を案内してくれるので、特に戸惑うことはありません。非常にシステムがうまくできています。

 一通りの検査が終わると、今度は3階に案内されます。3階には胃カメラのコーナーと軽食を食べることがレストランがあります。この胃カメラ、 何回飲んでも嫌なものです。本当はバリウムの方が良いのですが、会社の指定コースは胃カメラオンリーなので私には選択の自由がありません。胃カメラのコーナーにもカウンターがあり、ここで生体組織検査に同意する署名をします。そして、奥の方にはズラッと部屋が並んでいます。案内された部屋に行き、ベットに腰掛けながら、胃の中の泡を消す飲み薬を飲み、胃の動きを抑制するための薬剤の注射、そして寝っ転がりながら3分間、ゼリー状のノドに麻酔をかけるための液体を口に含んでいました。ここからが胃カメラの出番です。

 胃カメラの一番先っぽがノドを通るときがもっとも苦しいです。そして、ノドを過ぎれば苦しさは紛れるのですが、胃の中に空気を送り込むので、ついついゲップが出てしまいます。今日は鼻が詰まっていたのも敗因で、口で息をしていると時々ゲップが出てきてしまいました。お医者さんも胃の中に空気を入れて膨らませた状態で観察したいので、「はーいゲップはしないで・・」などと言うのですが、こればかりは我慢できるものでもないのでどうにもなりません。胃カメラを飲むときは鼻がスッと通った状態のときの方が良いかもしれません。

 麻酔をするとどんな感じなのか調べてみると、こちらの日記(鎮静剤は使用すべき?胃カメラ(胃内視鏡検査)の費用・受け方のコツ (misignal.jp))が参考になりました。40分間、完全に眠っている間に検査が終わってしまうようです。こっちの方が良いかもしれません。

 診察が終わるとすぐに胃カメラのときに撮った写真で食道や胃の中の写真を見せてくれます。特に大きな問題はないようですが、去年と同程度の軽い胃炎があることを指摘されました。

 胃カメラ終了後30分間はノドの麻酔が効いているので、何も飲んだり食べることはできません。ノドに麻酔が効いていると、本来は食道の中に入れなければいけない飲み物や食べ物が気管支に入ってしまい、むせてしまうことがあるそうです。そのまま、カフェテリアのロビーに案内されます。ここで30分間、雑誌を読みながらくつろいでいると、やがて名前が呼ばれます。このカフェテリアではアイスコーヒー、ミルク、ジュースなどのドリンクとサンドイッチ、ミネストローネスープを食べることができます。昨日の夜9時から何も口にしていないので、このような軽食のサービスは有り難いです。昨年までは無かったのですが、ロールパンやクルミパン、そしてヨーグルトなどを自由にとっても良いようなシステムになっていました。

 食事が終わったら、そのまま更衣室へ行って着替えたあとにお医者さんから所見を聞きます。血液検査などの結果も含めてほとんどの検査結果が既にわかってしまっています。そして、次に保健師さんによる問診を受けます。ここでは朝出したばかりの問診票に書いたデータがコンピュータの中に取り込まれています。たとえば、問診票の中には一日のモデル的な食事の内容を記入するようになっているのですが、ここからカロリー量が計算されて、一日の食事に関する指導を受けたりします。 これも良くできたシステムだと思います。

 全てが終わって帰ろうと思っていると、2階から隅田川に出られるようになっているようです。そこでエレベータを2階で降り、リバーサイド側に出てみました。良い眺めです。まずは佃の方角です。

佃方向
佃方向

 こちらは豊洲の方でしょうか。

 隅田川の上では水上バスが行き来していました。

 なかなか良い感じの場所です。また来年も体調を万全に管理して聖路加国際病院の人間ドックを受けてみたいと思います。

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