NHKのニュースを見ていると、NTTドコモで販売しているソニーエリクソン社製の携帯電話、SO903ITVに不具合が見つかり販売停止になったという報道が流れていました。
モバイルBRAVIAエンジンが搭載された映像がきれいな携帯電話で、BRAVIAケータイとして売り出されました。新開発された液晶パネルとカラーフィルタの一新により、色再現領域がNTSC比約90%、従来比150%に拡大されました。さらに、視野角も上下左右160度に広がり、半透過型液晶の採用、画面のコーティングも映り込みを抑える多層型コーティング技術であるARコートを採用するなど、かなり力が入った製品です。
今回、販売停止にいたった原因となるトラブルは、SO903ITVの利用者から、「携帯電話内のメールや電話帳データが突然に消えたという問い合わせが相次いだためだそうです。電話機を使っている人にとってみればかなり重大な不具合です。
この事象の原因はNTTドコモの発表(重要なお知らせ : 「SO903iTV」の一時販売停止のお知らせ | お知らせ | NTTドコモ)では今日現在判っていません。NTTドコモではマイクロSDメモリーカードを準備して、メールや電話帳などのデータをバックアップしておくように呼びかけています。
すでに7月3日までに2万7000台も販売されているようなので、この機種を使用している方はかなり多いはずです。
Wikipedia(WIKIPEDIA SO903ITV)によれば、この機種の利用者にはマイクロSDカードを利用者あてに直接発送する対策をとる方向で検討をしているようです。何バイトの容量のマイクロSDカードが発送されるのでしょうか。
製造元のソニーエリクソンの公式サイト(お知らせ | 会社情報 | Sony Ericsson)でも本件に関するお知らせが掲載されています。
【2024年9月26日追記】
2007年7月13日に、携帯電話内の電話帳やメールなどのデータが消失するトラブルを対策した修正ソフトウェアが公開されました。これにより、データ消失のトラブルは一件落着しています。
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