人気が出てからずいぶん時間がたつ画像共有サイトのFlickrを今さらながら使ってみました。手持ちの写真をアップロードしておけばバックアップになるかな?という安易な発想からです。
Flickrは日本語に対応していないので今ひとつ気が乗らなかったのですが、かといって日本語のサイトでメジャーなサイトを知らないという事情もあります。何か日本語で大手がやっている画像共有サイトはないのか調べてみたのですがうまく見つけることができませんでした。
やはり大事な画像データを預けるので、いつの間にかサイトが閉鎖されてしまうようなリスクが極力少ない方が良いです。
アカウントの作成
Flickrのサイト(Welcome to Flickr!)に行くとログインを求められますが、まだアカウントを持っていないのでログインをすることができません。そこで、CREATE NEW ACCOUNTから新しいアカウントを作成します。すると、今度はYahoo.comのログイン画面になります。そういえば、FlickrはYahoo!に買収されたので、その後は連動しているようです。
促されるままに今度は米国Yahoo!のアカウントを作成します。日本Yahoo!のIDとパスワードも試しに入れてみましたが認識してくれませんでした。やはり、相互には認証基盤は共有化されていないようです。必要項目にアルファベットで入力をしていきます。特にパスワードを設定する部分には、設定しようとしているパスワードの強度がどんなものかをリアルタイムに判定してくれる仕組みが付いています。いくつかのパスワードを入れてみましたが、瞬時に反応してくれるのがおもしろいです。
一通りのYahoo!の指定項目に入力をしてアカウントを発行して貰いました。続いてFlickrのIDの設定です。私はYahoo!と同じIDにしました。これでFlickrにログインができるようになりました。
写真のアップロード
まずは写真のアップロードです。写真の選択は1枚ずつ行う必要がありますが、サイトへの転送は一括して実施できるようです。アップロードは複数の写真を一括して転送してくれます。転送状況をビジュアルに見せてくれて、確かに良くできています。
アップロードが終わったらタグや説明を各写真に付けていきます。また、転送したファイルに対して一括して同じタグを付けることもできます。ということは、同じタグを付けるであろう写真は一括して転送した方があとが楽になります。また、写真を公開するか非公開にするかも転送単位で設定する形になります。いったん、非公開で転送をして、公開したい写真だけをあとで個別に公開設定をするという方法で整理していくことにします。
一括アップロードツール
Flickr純正のアップロードツールがあることを知りました。こちらをインストールしてみることにします。
インストールそのものは簡単に終わります。インストール後にツールを起動すると、非常にシンプルなインタフェースであることが判ります。画面にドラックアンドドロップで写真を落とし込めば、アップロードの準備ができます。これならば、エクスプローラーなどで写真を縮小表示しながら一括して写真を登録することができます。
無料版の制約
setという概念があり、写真をグループ単位に整理できるのですが、このsetを3つ作って4つ目を作ろうとしたときに「無料版ではもうsetを作れないからproにしてくれ」という主旨のメッセージが出てきました。また、よくよく調べてみると無料版では200枚までの写真しかアップロードすることができない(直近200枚までの画像しか見えない)そうです。proの有料版にすると年間約25ドルのお金を払うことでこれらの制限が外れるようです。でも、まだ使い勝手もよく判らないうちに有料版にするのも気が乗らないので、flickr以外のサービスをもう一度探してみることにしました。
グーグルのPicasa
そういえば、グーグルでも画像共有サービスくらいのことはやっているだろうと思いついて、グーグルのサイトを探してみました。Picasaという画像管理ツールは配布されているのですが、Flickrのようなサービスがうまく見つかりません。
よくよく調べてみると、このPicasaに画像共有サービスが付いているようです。1GBまでの写真であれば無料でアップロードできます。また、最近になって有料で250GBまで容量を追加するサービスも始めたそうです。250GBというとハードディスク1つ分に相当するのでスゴイ量だと思います。そこで、Picasaをダウンロードしてみることにしました。
プログラムをインストールし起動すると、おもむろにパソコンの中に保存されている写真を一括して検索し始めて、Picasaのライブラリに登録してくれます。
Flickrの方が使いやすいという声も多いのですが、色々試してみると、Picasa2というソフトと連携して使用するならばグーグルのサービスの方が私にとっては使いやすいので、グーグルのサービスを使用していこうと思います。
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