吉祥寺駅の公園口から駅を出て、丸井横の七井橋通りをずっと真っ直ぐ進んでいき、七井橋をわたります。
七井橋をわたると途中にボート乗り場や井の頭自然文化園の分園入り口などがありますが、そこも更に通り過ぎて次の短い橋も渡ります。
そんな橋をわたって対岸に着くと、Pepacafe Forest(PEPACAFE FOREST井の頭公園の中のレストラン)が正面に見えます。
このPepacafe Forestと左手にある交番の間にある階段をのぼっていきます。
黒門
すると、一本道がずっと南に向かっています。そしてそのまま真っ直ぐに行くと突き当たりますがそのまま道なりに進んでいくと、やがて黒門と言われる黒い門が現れます。
なんでこんなところに黒い門がたっているのか、何となく、どんな由来があるのか気になります。そんな悩みも黒門の横に立っている三鷹市の設置した案内板を見ると少し解決します。この案内板の内容、写真に撮っておきました。
ネットで情報をさらに調べてみると、この黒門があるところが、実は井の頭弁財天の正面玄関という形になるそうです。
現在は吉祥寺駅から井の頭公園に行くのが非常に一般的なのですが、これはあくまでも中央線が出来て吉祥寺駅が開設されてからのことで、それまでは、吉祥寺駅の付近はあまり発展していなかったと聞きます。
従って、昔は吉祥寺駅から井の頭公園に行くルートは裏口にあたるルートだったようです。
三鷹市の公式サイトに黒門の大正初期の頃の写真がありました。
黒門をくぐって真っ直ぐに歩いていくとこちらの階段に着きます。
階段を降りれば、井の頭弁財天が正面に見えます。
【2018年6月18日追記】
甲州街道から参拝の道
昨日、テレビで紹介されていました。吉祥寺の人に気になるものを聞いた際にある人がこの黒門が気になると話をして取材の対象になりました。中央線が無かった昔は吉祥寺駅も存在せず、甲州街道方面からこの黒門を通って弁財天にお参りに行ったことが紹介されていました。
この道の両側には300メートルほどの杉並木があり、道を覆いかぶさるようになっていたとのことです。まるで日光杉並木のように道は薄暗かったとのことです。当時の写真も紹介されていました。今でもそのときの木の切り株が置かれています。
1965年ごろに宅地開発があり、杉並木がなくなってしまいました。今では周りは住宅地です。
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