高さ300メートル級の東京タワーとは別に、墨田区に高さ600メートル級の新東京タワーを建てる話しが進んでいます。
しかし、新東京タワーが出来てしまうと、今の東京タワーは集客力が低下してしまうことに危機感があるからだと思うのですが、現東京タワーに付けられているアンテナの高さを80メートルから100メートル程度高くして、地デジに完全対応させようという案が出てきているそうです。(産経新聞の記事で知りました)
元々の東京タワーの高さの決定経緯
もともと、東京タワーの高さは、関東全域に電波を届けるためには塔の高さを300メートル以上にする必要があったことと、六局分のアンテナを載せると380メートルになること、さらに、強風時のアンテナの揺れ角度の制限等から320メートルくらいに下げざるを得なくなったという事情があり、333メートルになっています。
アンテナの位置を80メートルから100メートル高くするためには、東京タワー自身の高さは20メートルくらいさらに高くしなければいけないようですが、強度面などで見通しが付いたのでしょうか。
東京タワーの高さを少しだけ高くするのに必要なコストと新しい放送設備を入れるための新しいビルを建てるために必要なコストをあわせて75億円、一方で新東京タワーを構築するのに必要なコストは約500億円ということで、当然、現東京タワーを活用した方が安上がりになります。
今後、新東京タワーを建設するのか、東京タワーをいかすのか、議論が再燃するかもしれません。
【2024年10月9日追記】
東京スカイツリーの建設
結果として東京都墨田区に東京スカイツリーが建設されることになりました。2008年7月14日に着工され、3年半の期間をかけて2012年2月29日に竣工しています。
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