ネットブラウジングをしていて、一番たいへんなのは、色々なサイトでログインするときに、IDやパスワードを入力しなければいけないところです。
全てのサイトでIDやパスワードを一緒にしてしまえばこんな苦労はしなくても良いのですが、サイトによってIDやパスワードに対するポリシーが違っていて、同じものを使用することができなかったり、また、どこかのサイトでIDやパスワードを盗まれてしまうと、一気に色々なサイトへ被害が広がる可能性もあり危険です。
Firefox自身にもIDとそれに対応したパスワードを管理してくれる機能はあります。しかし、IDを入れるエリアでダブルクリックをして一覧の中からIDを選んで、そのあとログインをするという一連の操作は必要になってしまいます。
しかし、sxipperというアドオンを使用すると、もっと簡単に各サイトへログインできるようになります。具体的にはログインが必要なサイトを表示すると自動的にIDの選択画面が表示されます。ここからログインに使用したいIDをクリックすると、「カチッ」という音がしてそのまま対応するパスワードとともにログインしてくれます。非常に快適です。
下記のサイトがsxipperの公式サイトです。
★Sxipper
こちらサイトの画面右下にあるDownloadというバナーから、sxipperをダウンロードおよびインストールができます。通常のFirefoxのアドオンをインストールするときと全く同じ手続きになります。
ダウンロード後にFirefoxの再起動を求められますので、再起動を実施します。すると、sxipperの設定画面が表示されているはずです。
この設定の段階は全部で8ステップあります。
(1) welcome
単純にwelcome画面が表示されます。
(2) ライセンス
ライセンス情報が表示されます。よく読んで(と言っても英語なので厳しいですが・・)、承諾します。
(3) プライバシー
次にプライバシーポリシーが表示されます。ここも内容を確認したら「next」のボタンをクリックします。
(4) Personalize
色々な犬や馬、ひよこ、虎といった動物の顔のアイコンが表示されます。自分を象徴するアイコンを選びます。
(5) Gather data
何の設定なのか今ひとつよく判らなかったのですが、私はデフォルト設定の、Firefoxのアイコンの横のチェックボックスにチェックが入っている状態で使用しています。また、次の画面でVcardをドラックアンドドロップするように指示されますが、私自身は持っていないので、この画面では何もせずに「next」ボタンを押しました。
(6) Account
Account Name欄に自分が使用したいアカウント名を指定してみます。そして、横の「check availavility」をクリックするとそのアカウント名がほかの人に使われてしまっているか否かを確認することができます。
そして、Contact Emailには自分が使用しているEmailアドレスを指定します。
このEmailアドレスには認証用のメールが届きます。このメールの本文にあるURLをクリックしてWEBページを表示することではじめて認証が完了します。
(7) Personas
適当にアイコンを選んでおきます。(あとででも自由にアイコンを変えられます)
その次の画面で、本名や住所、電話番号、郵便番号などを入力する画面になります。ここに情報を登録しておくと、サイトでこれらの情報を要求されたときに自動的に入力することができるようになります。ここに入れた情報は暗号化された上で自分のパソコンの中にしか格納されないと書かれているのですが、何となく怖いので、必要最低限の情報だけを入れて次の画面に移りました。
(8) Try It Out
以上で設定は終わりです。Try It Outボタンをクリックすると、デモページに移ることができます。ただ、このサイトでIDやパスワードを入力するのも怖かったので、デモは試してみませんでした。
以上で実際のサイトで使用できるようになっているはずです。ログインが必要なサイトに行けば、既にFirefoxの中で管理されているIDとパスワードであればメニュー画面で表示されるはずです。ここをクリックすれば、そのサイトへ簡単にログインができます。
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