EPSONがリアプロジェクションテレビから撤退

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EPSON REAR TV

EPSONはプロジェクターでは定評があるメーカーです。プロジェクターは方式に大きくわけて2種類あって、一つはスクリーンを壁などにつって、正面から映像を照射するタイプ、そしてもう一つが一見はテレビのような感じなのですが、テレビの画面の部分にスクリーンがあって、その背後からプロジェクターで照射するリアプロジェクションテレビです。

EPSONはプロジェクターが得意であるため、リアプロジェクション方式の大画面テレビをリビングステーションという商品名で販売していました。しかし、今年の10月頃に商品が売り切れ(エプソンの大画面テレビ《リビングステーション》 重要なお知らせ)たあとは特に商品が補充されることはなく、このほど、リアプロジェクション方式のテレビの販売から撤退するという発表がありました。

EPSON以外ではSONYや日立、そしてビクターなどがリアプロジェクション方式のテレビを販売していますが、最近では電気量販店の店頭で見かけることはとても少なくなってしまいました。

リアプロジェクション方式のテレビの最大の特徴は、大画面のテレビを安く販売できることです。反面、画面に直射日光が映り混んでしまうような環境では、画面が見えにくくなってしまったり、液晶テレビやプラズマテレビなどと比較すると、若干、奥行きがあるといったところが欠点になります。


従来は液晶テレビやプラズマテレビの50インチを超えるような大画面テレビは値段が非常に高かったので、リアプロジェクションテレビを購入する意義は十分にありました。特に大きなテレビを置くための住環境に優れる欧米ではリアプロジェクション方式のテレビの売れ行きが良かったようです。

しかし、最近になってからは液晶テレビやプラズマテレビの大画面タイプの商品がドンドンと値段が安くなってきてしまいました。リアプロジェクション方式との価格差がつけにくい水準まで落ちてきていますので、このような状況になってしまうと、リアプロジェクション方式を選択する消費者は少なくなってしまいます。こんなこともあって、今後はリアプロジェクション方式のテレビは生産台数がさらに減っていくものと思われます。

実は私も居間ではSONYのBRAVIA、リアプロジェクション方式のテレビを使用しています。画面のサイズは42インチです。2年前に購入したのですが、当時は液晶やプラズマの42インチテレビは、とても手が届くような価格帯ではありませんでした。その後、1回はランプの交換をしました。ランプは楽天市場で1万6000円程度で売られていた物を購入しました。(リアプロ(SONY KDF-42E1000)のランプが切れた・・

リアプロジェクションテレビでは所定時間以上、ランプを点灯し続けると、徐々に明るさが暗くなっていってしまいますので、ランプの交換が必要になります。逆に自分でランプを交換できるので、ランプを交換してしまえば購入した当初と同じくらいの明るさの画面を取り返すことが出来る点は良い点でもあります。

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