帰国は全日空とコードシェアをしている中国国際航空の飛行機で帰ってくる予定だったのですが、思ったよりも空港に着いた時間が早かったので、帰国便の飛行機を一本早い飛行機に変更することにしました。持っていたチケットがノーマルチケットだったため、航空会社をまたがったとしても変更が可能なはずです。
一本早い便は日本航空の飛行機です。北京国際空港で出発ロビーから税関を通って日本航空のカウンターへ行きます。ここで、便を変更したい旨を伝えると、全日空のカウンターへ行き全日空側の了解を取る必要があると言います。向かい側が全日空のカウンターだったのですが、そちらには日本語が通じるスタッフがいなかったのですが、さきほど相談した日航のスタッフの人が一緒に来てくれて説明をしてくれていました。ここで了解が貰えると、日航のカウンターでチェックインの手続きをしました。
スムーズに手続きは進み、出国手続きを経て、無事に搭乗ゲートまでたどり着くことができました。搭乗ゲートの横では、ちびまる子ちゃんが始まっています。どれどれと見ていると、歌の音楽はそのままのですが、詩は中国語に差し替えられていました。子どもが何人も集まってきて、ちびまる子ちゃんを見ていました。中国でも人気があるようです。
搭乗手続きが始まると、飛行機の一番後ろの方の席になりました。私よりも後ろの席はガラガラだったので、そちらの席に移らせてもらい、エコノミークラスながら悠々とできました。飛行機が離陸しシートベルト着用サインが消えると、そこからはVODで映画が楽しめるようになります。行きの飛行機では「レミーのおいしいレストラン」を見ましたが、帰りの飛行機では「ダイハード4」を見ることにします。日本の航空会社だと、日本語で楽しむことができる映画が多数準備されているのがもっとも助かります。
ダイハード4はコンピューター犯罪が舞台になっています。ニューヨーク市警のジョンマクレーンが急にハッカーの保護に回されてアパートの一室に行ったところから物語は始まります。
ダイハードは飛行場が舞台になっていたり、高いビルが舞台になっていたりしましたが、今回の4作目ではコンピューターのハッキングがテーマになっています。国が運営しているシステムに対して、3段階のハッキング行為を実施し、アメリカ全土を機能不全にしてしまいます。色々な施設の制御を全て制御できるため、信号機の表示を変えて交差点で車どおしの事故を故意に発生させたり、トンネルの両側から同時に車の進入を許してトンネルの中で衝突事故を発生させたりといった犯罪がコンピューターを通して自由自在にできるようになってしまっています。本当にこんなことができるのかな?と思いつつ、映画を見ていると、ハチャメチャなストーリーはそのまま進行していき、結局、最後まで一気に見てしまいました。
映画を見ている途中では機内食が配られました。機内食は牛丼と若鶏のクリーム煮を選べるようになっていたのですが、若鶏のクリーム煮の方は残念ながら無くなってしまっていて、牛丼ということになりました。滑り込みで乗った事情もあるので、これは仕方がありません。
成田空港の第2ターミナルに着き、税関や入国審査等を通って到着ロビーに着きました。入国審査では指紋認証をするための装置が新しく設置されていました。NECのマークが光っていました。日本人はこの機械で指紋認証をする必要はないようです。パスポートを窓口に出すだけで審査は終わりました。
到着ロビーの前にあるJRの案内窓口で成田エクスプレスのカウンターがあったのでここで切符を買うことにします。20時頃だったのですが、成田エクスプレスが出発するのは20時45分、その前には快速電車もあるようですが、東京駅で中央線に乗り換えるのも面倒くさいので、20時45分の成田エクスプレスまで待つことにします。切符を買う際にクレジットカードを財布から出したら、職員さんが「ここはクレジットカードが仕えなので、地下の切符売り場で購入して欲しい」と言います。今どき、クレジットカードを使用することができない切符の窓口というのも珍しい感じがします。
地下にある改札口横の窓口では確かにクレジットカードを使用して成田エクスプレスの指定席特急券と乗車券を購入することができました。先に出発した快速列車に結構たくさんの人が乗ったので、帰りの成田エクスプレスはかなりすいていました。中央線方面の各駅に行くには、快速列車に乗っていって東京駅で乗り換えた方が早く着きます。成田エクスプレスは錦糸町から総武・横須賀線の線路を通ってグルッと品川や横浜の方をまわってしまうので、ここで時間がかかってしまいます。錦糸町から秋葉原や四ッ谷を通って新宿へ向かってくれればもっと時間がかからないと思うのですが難しいのでしょうか。
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