先日、築地の聖路加病院で実施した人間ドックの結果で慢性胃炎と診断されたことと、ピロリ菌がいますとお医者さんから言われたことをうけて、ピロリ菌の除菌をすることにしました。胃潰瘍などの病気を持っていない限りは、ピロリ菌の除菌には健康保険がきかないそうです。
出費を覚悟しないといけないですが、ピロリ菌を除菌することで胃の調子がずいぶん良くなったという書き込みも方々で見られるので、思い切って除菌してみることしました。
どこでピロリ菌の除菌をするか
「ピロリ菌 除菌 住んでいる場所」の3つのキーワードを組み合わせて検索をかけてみると、簡単に自由診療をしてくれるお医者さんを見つけることができました。人間ドックをうけたときに送られてきた受診結果と念のため健康保険証を持って、お医者さんの方に行きました。受付でピロリ菌の除菌をしたいということを伝えると、スムーズに話しが進みます。自由診療だと1万5000円ほどの値段がかかるそうです。
ここで渡された問診票は「後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に使用しますか」という問いが入っていました。今までかかったお医者さんではジェネリック医薬品のことを聞かれたことはなかったのですが、このようにお医者さんの方から問診時点で確認してくれるというのは、出費を抑える上でとても良い試みだと思います。ただ、今回服用する除菌薬には後発医薬品は無いはずなので費用を抑えることはできないはずです。
処方された薬は武田薬品のランサップ
問診票に記入したあとに待合室で待っていると10分ほどで呼び出されました。お医者さんには既に人間ドックの結果が手元に渡っていて、すでに確認されていました。慢性胃炎の所見があること以外には特に大きな病気が無いことを確認すると、ランサップという薬の紹介をしてくれました。ランサップというのはピロリ菌の除菌薬です。
特に人間ドックの受診結果を眺めてもピロリ菌がいたことを示すような内容は見あたらなかったので、ピロリ菌がいることを確認するところから始まるのかな?と思っていると、そういうわけではなく、そのまま除菌治療をしてくれるようです。
このランサップという武田薬品の薬は、あくまでも胃潰瘍などがあるときに服用することを基本にしているため、患者の意志で自由診療をした場合には、薬が原因で何かの事故が発生したときには、薬品会社や医療機関を訴えることはできないということを念入りに説明されました。また、副作用として軟便や下痢の症状が出ることがあるようです。この場合は酷くならない限りは服用を続けように言われました。
また、じんましんや湿疹といったその他の症状が出たときには服用を中止して、相談して欲しいと言われました。
さらに、この薬で除菌に成功するのは7割から8割程度の割合で、失敗する可能性があることも覚悟するように言われました。
ちょっと気になったのは、ランサップの渡し方です。診察室でお医者さんから手渡しでそのまま一箱貰いました。受付で会計をするときに貰うとか、隣の薬局で貰うとかであるならば判るのですが、何だか診察室で手渡しで貰うというのは闇取引をしているような感じがして変な気分です。
一日二回食後の服用
ランサップ400の方ですが、薬は朝と夕方の2回、食後に服用するようになっています。パッケージが朝用と夜用にきちんと別れてパッケージングされているので間違えたり飲み忘れたりするのを防ぐことができるよう工夫されています。
成功したか否かは便検査をすることで分かるそうです。検査キットは5000円かかるようなのですが、2ヶ月から3ヶ月程度たってから検査をした方が良いと言うことだったので、今回は検査キットを購入しませんでした。また、来年になれば人間ドックをうけることになると思うので、そのときにピロリ菌に関して陽性か否かを確認しようと思います。
家に帰ってから調べてみると、ピロリ菌の検査キットは楽天市場でも扱っているようです。
服用後、2・3ヶ月たったところで、お医者さんにまた行くか、検査キットを楽天市場で購入するか、また人間ドックで確認して貰うかは考えてみたいと思います。
【2012/10/29追記】
除菌から5年が経過
ピロリ菌の除菌を行ってから5年が経過しました。しかし、ピロリ菌が除菌できたか否かはまだ確認できていません。ただ、胃液の分泌は以前よりも増えているので、もしかすると除菌に成功しているのかもしれません。以前どこかで除菌に成功すると逆流性食道炎になりやすくなるという噂も聞いたことがあったのですが、こちらのサイトではそれは否定されていました。(アステラス製薬)
☆アステラス製薬|なるほど病気ガイド|逆流性食道炎病気の基礎知識
サイトによっては、10%程度の確率で逆流性食道炎が引き起こされると紹介しているサイトもありました。私自身も食べ過ぎると、逆流性食道炎の症状が出ることもありますが、暴飲暴食をしない限りは大丈夫です。
【2018/06/26追記】
ピロリ菌の除菌を確認
先日、人間ドックを受けました。昨年まで聖路加病院の人間ドックを受けていたのですが、こちらの胃カメラではピロリ菌検査がありませんでした。しかし、今回、人間ドックを受けた病院ではピロリ菌検査をしてくれます。
検診結果が届き、ピロリ菌は除去されていることが確認できました。
一方で食道には炎症があることも指摘されていて、逆流性食道炎の影響と思われるということでした。引き継ぎ、暴飲暴食を避けて、脂っこいものの摂取も避けていきたいと思います。
【2019/11/06追記】
逆流性食道炎
人間ドックに行ったところ、慢性胃炎はかなり解消されて綺麗になっているとのこと、そして逆流性食道炎についてはまだ炎症が残っているという検査結果でした。
しかし、自覚症状としては逆流性食道炎による胸焼けも最近はほとんど無くなってきています。夕食の食事量を控えたことと、蒙古タンメン中本のような激辛の料理を控えていること、エアロバイクで毎日の運動を欠かさずに痩せたことにより腹圧が減ったことが好転につながっている要因かと思います。
また、胃がん自体がここ数年は減ってきているそうです。ピロリ菌の除菌が保険適用となったので、事前に内視鏡検査を受ける人が人が増えて、早期発見例が増えたためではないかとされています。
ピロリ菌除菌が直接、胃がんの減少に効果があったのかどうかがわかるのは、まだ先のことになります。
【2024年10月28日追記】
胃がんリスクチェックABC分類
加入している健康保険組合の施策で「胃がんリスクチェックABC分類」の検査を受ける機会がありました。申し込むと検査キットが送られてきて、指先から少しだけ血を採取して送ると検査してくれます。胃にピロリ菌がいると血中に抗体ができるので、この抗体の量を計測する検査とのことです。また、ヘプシノゲン値を測ることで萎縮性胃炎の状況も計測出来ます。
今回の計測結果ですが、A群と診断されました。解説を読むと概ね健康な胃粘膜で胃の病気になる危険性は低いとされています。逆流性食道炎などのピロリ菌と関連しない病気に気をつけるように注意書きがありました。
コメント
突然のコメント失礼いたします。
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失礼いたしました。
ピロリ菌に関する知識が豊富で勉強させて頂きました。ありがとうございます。今後とも胃痛に悩む友人共々、拝見させていただきます。
人間ドック
Photo by d’n’c 人間ドックの受診日が近づいてきました。今度の木曜日が受診日です。最近では毎年人間ドックを受診するようにしているのですが、今…