マイボイスコムという会社で19700名にアンケート調査をした結果、薄型テレビの所有率は既に37%に達
しているそうです。3世帯に1台の割合で薄型テレビが普及していることになります。
2011年にアナログ地上波放送がなくなってデジタル放送に移行することとなっていますが、徐々に完全デジタル化に向けた準備が進んでいるようです。(とは言ってもインターネットコミュニティの「MyVoice」というサイトで調査をしたようなので、最新の技術に敏感な人の割合が多い中での調査だった可能性もあります)
そして、薄型テレビを購入したらどのブランドのテレビを購入するかというアンケートに対しては実に52.4%もの人がシャープのAQUOSを購入したいと回答したそうです。さすが亀山ブランドでコマーシャルを流し続けていることもあって、かなり知名度は高いようです。
そして、第二位はパナソニック「VIERA」で32.7%、第三位はSONYの「BRAVIA」で30.5%、第四位は東芝の「REGZA」で16.8%、第五位は日立の「WOOO」で14.4%です。AQUOSがダントツの一位で、VIERAとBRAVIAがそのあとを追っている感じです。
楽天市場のランキング市場の中で、デジタルチューナー付きテレビの売り上げランキングを見てみると、上位にはダイナコネクティブなどの比較的廉価な薄型テレビを販売しているメーカーがランキングしているのが目立ちます。
また、シャープなどのブランドに混じって、日立も目立ちます。日立はWOOOのブランドでプラズマテレビを売っていますが、何とかシェアを上げたいという気持ちで、安売りに拍車がかかっているような気がします。この辺がうけて楽天市場ではランキングに入っているのでしょう。
また、おなじプラズマテレビでラインナップを揃えているパナソニックのVIERAについても、42インチの製品などの値段がかなり安くなっています。電気量販店などでもかなり目立った安売りを実施していますので、この年末はVIERAの売り上げがかなり伸びそうな気がします。
この年末商戦では、どんな薄型テレビが結局は売れるのか、非常に興味があります。
【2012年8月19日追記】
テレビは低価格化が驚くほどのスピードで進んで、今では32インチの製品が3万円ほどで購入できるようになってしまいました。
主に韓国や中国から輸入されてくるテレビの値段が安く、これにひきづられるように、日本メーカーの液晶テレビもドンドン値段が下がって行きました。
そんなことに影響を受けて、日本の電気メーカーはどこも厳しい状況になっています。その中で、シャープについても人員の削減など、リストラが進められることになりました。
今後、日本の電気製品はどんな分野で生き残りをかけて行くのか、気になるところです。
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