apple社からiPod Touchの新しいアプリケーションが発表されました。今回発表されたアプリケーションは全部で5種類です。
ひとつはメールです。従来はブラウザでウェブサイトを見ることができるました。この機能を使用してGmailなどのサービスを使用することは従来もできました。これでメールの送受信はできましたが、今回のメールアプリケーションの追加によって普段使用しているプロバイダの電子メールのやり取りが可能になりました。複数のメールアカウントを作成することもできるようです。
使用することができるプロトコルはPOP3/IMAP 4になります。そして、宛先については付属の連絡先と連動することができます。メールで受信したメッセージに添付されたPDF / Word / Excel文書のプレビューをすることが可能なのでなかなか使い勝手は良さそうです。
二つ目はマップです。地図そのものはグーグルマップを使用しているようです。街頭の無線LANサービスを使用しているときには、その無線LANアクセスポイントの場所を特定して現在位置を知ることもできるそうです。(日本では現在位置や経路、渋滞状況を表示できないと他のサイトには書かれていました)
三つ目は天気です。世界中の各都市の天気のほかに、最低気温と最高気温などの天気予報を入手することができます。また、いくつかの都市をお気に入りとして選んでおいて、各地の天気を確認しやすくすることもできます。天気予報の内容を更新できるのはあくまでも無線LANでインターネットに接続することができているときだけになります。
四つ目はメモです。日本語入力に対応した非常にシンプルなテキストエディタになります。付属のソフトウエアキーボードを詩よして、メモを作成することができます。作成したメモについてはそのまま保存することもできますし、またメールを使って送信することもできます。
五つ目は株価です。気になる会社の株価を、1日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年といった期間にわって推移を確認することができます。ただし、米国株式市場に上場の株式(米Yahoo! Financeが取り扱う銘柄)しか対応しなていません。
株価の推移についてはトレード時間帯にはリアルタイムには表示されずに20分遅れの情報になってしまうようです。Yahoo!ファイナンスなども特別にお金を払っていないと同様の仕様になっているので準拠しているのでしょうか。しかし、日本市場の銘柄を指定できないのはやはり厳しい制約になってしまいます。今後の機能改善の中で日本市場への対応もされていくのでしょうか。
現時点では株式については携帯電話で楽天証券のi-Speedというソフトウエアを使用して株価を照会したり取引したりしているので、もしも日本の株式市場に対応してくれたとしてもそんなにこの機能は使わないかもしれません。
これらのアプリケーション、追加されるのは大変に嬉しいことなのですが、実は既にiPod Touchを持っている人には2480円という価格で有償で提供される形になります。私自身はこのソフトウエアの追加が発表される少し前(二週間ほど前)に買ったばかりなので少し悔しいです。今後もappleがソフトウエアを追加するときには有償での提供にしてしまうのでしょうか。残念です。
一方で2月にはSDKが配布されることになっています。SDKが配布されれば数多くのフリーソフトがネット上で公開されることになります。そうすれば、appleがソフトを提供するのを待つ必要もなくなることになりますので、私自身は今回のアプリケーションを購入するようなことはせずに、もう少し様子を静観しておこうと思っています。
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