最近、DVDで発売になった映画「そのときは彼によろしく」が楽天レンタルから送られてきました。原作は「いま、会いにゆきます」がヒットした市川拓司さんが2004年に書いた小説です。今回の主人公(遠山智史)はアクアプランツ(水草)の専門店を経営しています。
アクアリウムショップでの出来事
その水草ショップに突然、森川鈴音と名乗る女性(長澤まさみ)がアルバイトとして雇って欲しいと転がり込んできます。その女性と会話を繰り返すうちに、彼女は13歳のときに離ればなれになった「滝川花梨」だと気がつき本人に話し、そこから物語が展開していきます。
緑豊かな場所でのロケ
この作品で出てくる森の緑はやはりとても綺麗です。また、森の中にある廃バスが子どもの頃の隠れ家になっていたというのもとても印象的な演出です。調べてみると、山梨県甲斐市大垈にある伊豆ノ宮溜池周辺で撮影されたようです。「いま、会いにゆきます」でも山梨県を中心にロケをしていましたが、森や林はやはりきれいな場所だと思います。
この辺の、綺麗な森の緑を使った描写は、「ただ君を愛してる」や「いま、会いにゆきます」に共通しています。そして、病気や人の死などを取り扱う点でも似ているところがたくさんあります。また、最後に場面で長澤まさみが書いた手紙を読み上げて昔を振り返るシーンも「いま、会いにゆきます」にとても似ています。
キャスト
この映画に出てくる出演者も非常に豪華です。
・滝川花梨:長澤まさみ
・遠藤智史:山田孝之
・五十嵐佑司:塚本高史
・国仲涼子
・北川景子
・黄川田将也
・本多力
・和久井映見
・小日向文世
今回の作品で出てくる水草ショップ、本当にどの水槽も綺麗にレイアウトされています。あれだけたくさんの水草水槽を全て見頃に整えておくことは並大抵の苦労ではなかったと思います。また、病室やレストランなど色々なところに水草レイアウト水槽は登場します。
病室にも水草
病室の枕元にある60cm水槽は流木にウイローモスが活着して幻想的な雰囲気に仕上がっており、とても印象的です。これらの水槽は日本を代表するアクアリウム・アーティスト天野尚さんが手掛けているそうです。天野さんは新潟県にあるAQUA DESIGN AMANO(ADA)という会社を経営して、NATURE AQUARIUMを提唱しています。(熱帯魚に泳がされ・・・: 2007GW ADA巡礼・・・1)
映画そのもののエンディングは何となく先が読めた感じもしましたが、これはこれで良いのでしょう。そして、映画が終わると柴咲コウの歌が流れます。
映画の背景で流れている曲は松谷卓さんの曲です。松谷卓さんは「いま、会いにゆきます」の映画版、テレビドラマ版の両方でも曲を提供していました。松谷卓さんのサウンドトラックも発売されています。
こちらが12月に発売されたばかりのDVDになります。
【2014/12/13追記】
dTVで鑑賞
ドコモのdビデオを使って、「そのときは彼によろしく」を6年ぶりに見ました。ほとんど、ストーリーを忘れてしまっていたので、また新鮮な気持ちで見ることができました。ロケ地は横須賀など三浦半島が多いようです。
こちらの映画、公開からすでに7年間が経っていますが、上記の記事を読むと、アクアリウムショップをはじめ、いくつかの建物は今では残っていないようです。
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