日経新聞の記事によれば船井電機はアメリカ市場向けに49ドルのテレビ用デジタル変換器(セットトップボックス)を発売するそうです。
日本では2011年にアナログ放送の停波が予定されていますが、アメリカではそれよりも2年早い2009年3月にアナログ放送を停波しデジタル放送のみに切り替えようとしていますので、安いデジタルチューナーを早く投入する必要がありました。今年の1月には「09年アナログ停波へいっそうの努力必要・米FCC委員長 ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS」という記事もありました。
日本でもまだまだアナログ放送しか受信することができないテレビが多数活躍しています。総務省は5000円以下のデジタルチューナを発売するよう国内各社に働きかけていましたが、今回のアメリカ市場で49ドルの商品を投入することは、今後の日本での商品についても一つの目処がたったかもしれません。
現在、日本で売られている地デジチューナーはいくらくらいなのか、楽天市場で調べてみました。
1万6000円台が現時点では最安値のようです。アメリカに投入した商品がそのまま日本でも投入できるわけでもないので、5000円程度のチューナーがいつ頃、国内の市場に投入されるのかは判りませんが、もしも発売されればかなり売れるのではないでしょうか。
【2024年10月25日追記】
2024年10月24日に東京地方裁判所より破産手続き開始決定を受けたことが報道されています。負債総額は461億5900万円です。
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