保存期間に細心の注意が必要な記録用DVDメディアに寿命格差

当サイトの記事には広告が含まれます
DVD+R

 以前より判っていたことですが、なぜか今になって、朝日新聞に、「DVDディスク寿命格差」という記事が土曜日の夕刊1面トップに出ていました。

 デジタルコンテンツ協会というところが、2003年から2004年にかけて実施した実験した結果の報告です。

 とすると、この調査は今から5年近く前のことです。まだ、記録型DVDメディアが普及し始めた頃で、確かに当時は、国内と海外のメーカーの差、そして同じ国内のメーカーでも会社による差が大きく出ている時期でした。

 この記事を見ると、国内メディアは十年程度以上の寿命はありそうだけれども、台湾メーカーのメディアはエラーが多すぎて寿命を測定不能という結果が並んでいます。確かに当時は台湾メーカーの商品の中にはディスクの外周で書き込み中にエラーが出て記録ができないなど、相当、品質が悪い商品が多々ありました。


 とは言っても、台湾ブランドの商品の中でも、会社を選べば品質の良いメディアがありました。少なくとも、この調査の中では台湾製の品質の良い商品はサンプルとして選ばれなかったようです。

 当時は国内産のDVDメディアは1枚100円以上の値段がして、なかなか手が出なかったので、品質の良い台湾製のメディアを選んで購入していました。

 現時点ではDVDメディアの生産技術も上がってきて、商品による品質の違いを実感するような機会は減ってきました。

 また、国内製メディアの値段が非常に安くなってきたので、台湾製メディアに手を出すことは無くなってきました。(実は国内有名メーカーのDVDメディアを買ったつもりでも、生産国を確認すると台湾製だったりすることもありますが・・)

 なぜ朝日新聞が5年近く前の実験結果を今になって1面トップ記事にセンセーショナルに報道したかはよく判りませんが、少なくとも安すぎる素性の良くわからないDVDメディアに大事なデータを記録して保存することは避けた方が良いでしょう。

コメント